「どうしよう、どうしよう。どうなるのよ桐生さん…。」
こちらもいきなり涙目になる茉祐子。
「ま…ゆ…ちゃん。」
茉祐子を見ながらの智也。
悟郎を見ながら遼、
「桐生さん…、あれから…、何があったんだ…???」
「叶ちゃん、まだのようだからお前たちから伝えてくれ。後で連絡する。」
カバンを持って部屋を出て行く悟郎。
「何てこったい。マ~坊。」
程なくプロジェクトルームに資料を両手に持って入ってくる瞳美。
「おっはよう~。昨日はみんな、お疲れ~。さ~て、来週…どうなるか…???ある意味じゃ、楽しみだよね~。」
そんな瞳美に、泣きそうな顔してジュリアン、
「叶ちゃん。」
「ふん…???どしたのジュリアン。涙…???ま…さか…。もう結果が…出た…???…な~訳…ないよね…。」
そう言いながらも、遼と智也、そして茉祐子の顔を見て、それぞれが深刻な顔。
しかも、茉祐子も涙目で…。
「何々…。どうしちゃったのよ~みんなで…、そんな顔して…。」
茉祐子、
「叶さん…。」
「ん…???」
ジュリアン、
「叶ちゃん!!!」
「あっ…。はい。」
「マ~坊…、病院に運ばれた…。意識…ないみたい。」
瞳美、
「!!!!……。」
いきなり両手で持っていた資料を床に落とす瞳美。
「…ジュリアン。…今…何て…???」
「マ~坊が、病院に運ばれた!!!叶ちゃん!!!」
「マ~坊が…。」
けれども涙は出て来なかった。その代わりに、急激に高鳴る鼓動。そして、
「ジュリアン!!!病院どこ…???」
いきなり踵を返してドアの方に。
「叶ちゃん!!!」
そのジュリアンの声に瞳美、後ろ姿でビクン。
「もう…、ゴロ~さん…向かった。叶ちゃん、ここに来たほんのちょっと前。」
じわりじわりと目に涙を浮かべる瞳美。振り返って、
「何…が…、あったの…???マ~坊…。ジュリアン…???」
涙声になって瞳美。
「私たちも…まだ…分からない。さっき、病院から電話があって。ゴロ~さん、それ聞いて、すぐに…。」
茉祐子、
「叶さん…。桐生さん…。」
遼、智也…、
「どうしちゃったんだ、桐生さん…。」

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 つつじヶ丘の坂道で…。
※ご本人の承認の下、紹介させて頂いております。