そしてこちら、
「おはようジュリアン。昨日はお疲れ~。」
優子。
「はい、ありがとうございます。」
ジュリアン。
「まだ…、マ~坊は…、来てないようね~。」
プロジェクトルームでは智也と茉祐子、昨日のコンペ参加企業の入念チェック。
遼はパソコンの画面と睨めっ子。
そこに悟郎、
「おはよう。昨日はお疲れ~。おやおやお二人共~、良い顔してるね~。なんだかスッキリした顔だね~。こりゃ、若さだろうか…。はは。」
その声を聞いた瞬間、智也も茉祐子も、
「はぁ~~あ???…ぷ~~。」
そして…、机の上の電話、
「あ~、いい~多分俺の内線だ。」
遼。
「はい。プロジェクトルーム。……。はい、はい。いますけど…。少し待ってね。今出るから…。は~い、ありがと。」
受話器を置いて、
「ゴロ~さん、2番に外線です。何かありました…???小波総合病院からって。」
悟郎、
「はぁ~???…いや…、何も…。全然…。おかしいな…。何かの間違い…。」
そう言いながら受話器を取り、2番のボタンを…。
「お待たせしました。責任者の柏崎と申します。……あ、はい。桐生将史は、弊社の社員ですが…。」
その桐生将史の言葉で、一斉に悟郎に注目する3人。
そこに、
「おはよう~。はい、昨日は…。」
そこまで喋って、茉祐子と智也に遼の、唇に人差し指一本を見て…。
ジュリアンも訳も分からず同じように…、首を傾げながら…。
いきなり悟郎、
「桐生が病院に運ばれた…???昨夜11時過ぎに…。」
その声を聞いた瞬間、驚く4人。
悟郎、
「…はい。はい、はい。」
すぐにメモを取り、
「はい。分かりました。すぐ伺います。すみません。小波総合病院でよろしいんですよね。……はい、どうも。わざわざありがとうございました。失礼します。」
受話器を置いて、すぐ様脱いだばかりのジャケットを羽織り、
「マ~坊がゆうべ遅くに救急車で病院に運ばれた。失神だったようだが、朝まで何度か意識はあったものの安定しないそうだ。とにかく行って来る。」
「えっ???なんで、なんで…???」
いきなり涙目になるジュリアン。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
《PR》
庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。