「おまえ達、大阪から、帰ってきて早々、疲れもあって、申し訳ないんだが…。まぁ…、こういうのってやつは、ある意味…、勢いも必要かなって…思ってな。」
和人。
「ま…あ…。それも…そうか…も…。…って…。」
恭子。
そんな恭子の顔を見て浩二、
「くくく…。」
思わず恭子の右二の腕を突きニヤニヤと…。
「…ん…???どうした、浩二…、恭子…???何か…あったか…???」
和人。
恭子、下を向きながら…。浩二、可笑しくて、仕方なく、
「かかかか…。」
「ちょっと…コウちゃん。」
「ん~~???」
和人。
厨房の中からチラリと恭子と浩二を見ながら夏輝、
「……。」
「言っていいか~恭子~。ぷっ…。」
笑いながら浩二。
「…ん、もう~~。」
「実は、昨夜、恭子、居酒屋で飲み過ぎて潰れてしまったんです。」
その浩二の言葉に和人、目をパチパチ、
「えっ!!!!!」
厨房の夏輝も、大口開けて、
「!!!!」
「きょ…、恭子が…。」
口を塞いで和人。
「あの…、殆ど酒飲まない…恭子が…。」
「多分…、セミナー完全燃焼だったんだろうと…。」
そういう浩二の右腕を抓って恭子。
浩二、
「痛てて…。くく…。」
「…で…、で、その後、どうしたの…???ん…???恭子…???」
その和人の声に、始終変顔の恭子…。
「残念ながら、本人、全く記憶がないそうで…。」
浩二。
和人、夏輝、
「……。え…、え…???」
「だって…、だってね…。気分…良かったもん。全部、終わった!!!!って、気持ちで…。」
恭子。
「…で…、つい…調子に乗って…、って…訳…で…。」
和人。
「…う…、うん。」
「…で…???」
「…で、気付いたら…、もう…朝に…なってて…、ベッドの中で、服…着たまんまで…。」
ここで一瞬、4人ともに沈黙。
…そして、いきなり和人、
「た~~はっはっはっは。」
夏輝、
「ぷ~。くくく。」
恭子、小さな声で、
「…だって…。」
そして大きな声で、
「だって、仕方なかったもん!!!」
「わ…、悪い、笑って悪い恭子。うん。」
和人。
「しかし…。ぷっ。」

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庄司紗千 花笠音頭
※ご本人の承認の下、紹介させて戴いております。