「かかか…。さ~てと~。かったづけよ~っと…。」
食器類を持って台所に立つ智香子。
「あ~、アン姉ぇ、私も~。」
「いいから、いいから、あんたは…うん。」
そう言いながら、一旦台所に入って、
「おっと、忘れ物。あっちゃ~、あれ、私らの部屋だ。か~~。和~~、ちょい、手伝って~~。」
「あ~ん。おぅ…、なんだ、どうした~~???」
智香子に呼ばれて立ち上がり、自分たちの部屋に入って行く和人。
「あ~ん、アン姉ぇ…洗い物~。」
そう言ってその場を立とうとしたその時、玲子の右腕を夏輝…。
その瞬間、重なる2人の唇。
数秒…。
そしてお互いに唇を放して、玲子、目を潤ませて、
「も…ん…ちゃん。」
そんな玲子の目尻から伝わる涙を指で拭って夏輝、
「……。」
玲子…、
「はぁ~…。好き。」
そのまま玲子の顔を両手で、再び自分の唇に玲子の唇を重ねる夏輝。
また数秒…。
そして玲子を抱き締める夏輝、
「玲子…、俺で…いい…???」
玲子、何度も頷き、
「うん。」
「玲子…、良かった~~。」
智香子。
「だ~な。」
和人。
こちらもベッドの上で、お互いに横になり、向かい合いながら、
そして智香子のお腹をさすりながら、和人、
「おまえも元気で産まれて来いよ~。」
「あったりまえじゃん、お父ちゃん。」
そう言いながら、和人の唇に右人差し指を当てる智香子。ニッコリと微笑んで…。
そして…、
「あ…、ん…。はぁ…。」
和人の左手は既に、智香子のセーターを捲り…、
そのまま智香子のレギンスの中から…。
智香子、和人を思いっ切り抱きしめる。
「あ…あ…。」
「良い…匂い…。」
夏輝。
「…ん…???ふふふ…、私…???」
玲子。
「…ん…、うん。」
玲子の部屋で、こちらも布団の上で夏輝と玲子、
座ったままで抱き合いながら…。
「もんちゃん…、ほんと…???恭子と私を最初に見た時から、私の事好きだったって…。」
「誰言ったの、そんな事…???」
「アン姉ぇ…。」
「かかか…、やれやれ…。智香さんにはお見通しだったか…。」
「さすがだわ、アン姉ぇ。」
「だ~な。」
「ふふ…。」

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