「切っ掛けは…恭子だろ…。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

ドキドキ 「な~んか、久し振りのデパートだね~。」
浩二。

「ふ~~、や~っと、温かくなってきた~。」
恭子。

「歩き疲れたろ、何か飲むか…???」
「うん。さ~んせ。」

ふたりがデパートの案内図を見て辿り着いたのが最上階に近い階の飲食店フロア。
祭日とあってか、家族連れが目立つ。

「良し、リサーチだ。くくく…。」
そう言いながら浩二の手を取って入ったのが、ファミレスと同じような…、
けれどもこじんまりとしたレストラン。

「…なら、俺も右習い。」

ふたり共温かい飲み物を頼んで、少しは歩き疲れた身体をほっこりとさせながら、恭子。
「ねね、玲子からね、こ~んなメール届いた。ほら。」

恭子のスマホの画面を見ると、
「恭子、驚け!!!アッキーに彼女出来た!!!」
その文字を見てすぐに浩二、
「プっ!!!」

「ええええ…、な~んで笑うかな~コウチャン…???ばたやんに彼女できたんだよ~???凄いじゃん。」

そしてそのメールの続きを見て浩二、
「どうして…こうなっちゃったのかは…、後でね~~。ニシシシ…、た~のしみに~。てが~。かかか。そっか、そっか。お披露目しちゃったか~。」
「えええ…???…どういう事よコウちゃん???」

「いや…、どういう事よって、切っ掛けは…恭子だろ…。」
「はっ…???…なんで…私…???」

まっすぐ浩二の顔を向きながら、瞳は天井を、そして右、左と…。
「…ん…???…私…???…何かしたっけ…???」
口を尖らせながら恭子。

「ま~た、またまた、と~ぼけちゃって~恭子~。…って…、まぁ…、おまえらしいか…。」
「はい???…なんでよ???」

黙って、恭子の顔をマジマジと見ながら、
「くくく…。」
「何々…、私…。へっ…???」

「ほ~ら、あん時~。」
「へっ…、いつよ、あん時って…???」

「…ったく~、まだ思い出せないか。この~。」
「…んな…こと…言ったって…えっ…???」

「田端が~。」
「うん、ばたやんが…。」

「里奈さん…、好きになったって…言ったとき~。」
「里奈…さ…好き…。……。あ゛――――――――っ!!!」






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