「君たち…。」 政美。
「みんな…。」
何度も頷く弓枝…。掠れた声で…、
「ありがと…。」
静まり返る救急治療室の廊下。
楓の病室。いきなり陽子と朱実。
「楓、楓。」
包帯の楓を見ながら。もう声にならない陽子。
「楓…、助かったよ、楓…。」
「楓…うううう…。」
涙をボロボロと零す朱実。
片や大輔の病室。慎二、
「大、大、聞こえるか…大。」
「とにかく…生きてて良かったよ~。」
涙を拭いながら智志。
その時政美、大輔の病室から抜け出して、楓の病室へ。
ノックをして静かに中に…、
「すみません。楓ちゃん…どう…???」
「あらあら、橘樹さん…、どうぞ、どうぞ。」
迎える弓枝。
そして楓の顔を見た途端、
「えっ…!!!ガッキー…???凄い…似てる。」
「うん…、みんな…そう言う。そんな風に思った事…ないけど…。」
涙拭いながらの朱実。
「でも…大ちゃんも…、福士蒼汰に似てるって…。」
陽子…。
政美…、
「福士…蒼汰…???大輔が…???うそでしょ。…あ…、すみません。楓ちゃん、早く…良くなって…。そして…、大輔をよろしく。」
後ろに振り返って…、
「失礼しました~~。」
「どうぞ、どうぞ、いつでもどうぞ。」
にこやかに弓枝。
「ありゃ、大輔も好きになっちゃうわ。うん。」
大輔の病室に戻って政美。
「えっ???政美…。」
「お姉ぇ…、腰抜かすなよ。楓ちゃん、ガッキーにマジ似…。」
「うそ―――――っ!!!」
「ほんと…、今、見てきた。」
「へっ…、て…、政美~~あんた…、失礼な…。」
「そうそう…、楓…そんな風に言われてましたよ、良く…。」
智志。
「あっ、そう言えば…大は…誰だっけ…、え…っと…。」
慎二。
「福士蒼汰。」
智志。
「はぁ~~、大輔が…福士蒼汰~???ぷっ。…有り得ない。」
弥生。
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