6人揃って、レンタルのお店に入り、道具を返却。 そして、バスを待って駅前まで。
「さてと…、歩きますか。」
朱実。
そして6人仲良く連れ立って歩く。
「しっかし、さすがに慎二は良く食べるよね~くくく。」
陽子。
「…ったく~、馬鹿の大食いだよ。」
朱実。
そして、6人で最後の後ろにいた楓が…、
「かかかか、全くその通りだよ、慎二~!!!」
「え~~、そんなに食ってねぇだろ俺…。」
そんな事はない。とでも言うかのように、
慎二の顔の前で人差し指を立てて左右に振る朱実。
そんな朱実と慎二を笑いながらの楓。
駅前の向こう側の立ち並ぶお店を見ながら、自然に目も後ろの方へ…。
すると…、
「あれ…???」
楓の目に飛び込んで来た一つの光景。
「あ~~~ぁ。ふふふ。」
そして、大輔の右後ろのTシャツの裾の方を引っ張る。
大輔、
「ん…???」
楓の指差した方角、車椅子に乗っている一人のおばあちゃんらしき人が、
横断歩道の途中で、路上のくぼみに車椅子のタイヤが嵌まり、動けずにいる。
「大…、行こ。みんな…先、行ってて。あのおばあちゃん、手伝っちゃう。」
その声に後ろを振り向く4人。
「あ~~、な~るほどね~。」
陽子。
楓と大輔が、車椅子を窪みから出して、おばあちゃんが笑顔で手を振る。
朱実と慎二、そして智志は前を見て歩きながら。
陽子が、
「うん。OKね。ふふ…。」
と、前を向こうとしたその瞬間、陽子、
「えっ…!!!」
いきなり急ブレーキが鳴ったかと思うと、
「ドン。」
と言う鈍い音。
その途端陽子、悲鳴のような声で…。
「楓――――――ッ!!!!だ―――――――いっ!!!!」
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