そのまま陣内の背中から腕を回して陣内を抱き締める相磯。 「…先生…、私…、酔っちゃった…。」
「あ…あいそ…。」
「ゆ…み…こ…だぞ。」
陣内の耳元で…。そして…、
「ふふ…。」
そのまま陣内の背中に身体を預ける相磯。
そして陣内の首にきつく絡み付く相磯。
背中に相磯の柔らかい胸の感触を素直に受けたまま、
ゆっくりと相磯の両腕を解き、
相磯に向き直って必然的に相磯を抱き締めるような姿勢になる陣内。
目を閉じて、両手で顔を支えないと項垂れる感じの相磯。
「ゆ…み…こ…さん…???」
その声に、微笑む相磯。
そして唇を少し前に突き出した様に…。
そんな相磯の唇に、ゆっくりと自分の唇を合わせる陣内。
その瞬間、だらりと陣内の背中にぶら下がっていた両腕が、
今度はしっかりと陣内の首を抱く。
そのまま数秒、ふたりの唇は重なったまま…。
相磯の背中に回した両腕はやがて…背中を離れて前へと…。
セーターの上から陣内の両手が相磯の柔らかい胸をゆっくりと包む。
相磯…、
「あ~~。」
「楓…今…何時…???」
陽子。
「ん~、11時半。」
「先生は…???」
朱実。
「まだ…だよね。」
既に暗くなっている女子の部屋。
そして、既に寝静まっている男子の部屋。
「…じゃ…先生…、子供たち…もう…寝てますから…。」
「ええ…分かってます。」
そして、もう一度、相磯から陣内の体に…そしてキスをするふたり。
「おやすみなさい。洋祐さん。」
「あっ…はは…。じゃ、また…明日、優美子。」
「はい。」
相磯が部屋に入りドアを閉める。
楓…、
「…せ…んせい…???」
「…ん…。明日ね…、お休み。」
「あ…、はい。お休みなさい。」
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