「ヤ…ヤバかねぇか…、そんな…じょ…女性が…保護者って…???」 心なしか…緊張しているような感じで言う陣内。
「えっ…???でも…、優美子先生…、自分だけじゃバランス悪いから、誰か…???って、逆に提案してくれて…。」
説明するように言う楓…。
「えっ…、相磯先生が…???」
「うん。だったら、同じ学年担当の先生の方が…。それに…私たちもいろいろと相談にも乗ってもらってるし…。」
「…そ、そうか…。先生が…そう言うんなら…、まぁ…な。仕方ないか…。…分かった。許可する。」
「ぷっ、許可するって…先生…。」
朱実。
「…あ、いや…、分かった、引き受け…る。ん…。」
「やった~~良かった~先生~ありがとう~!!!」
両手をがっちりと握り締めて胸元で、楓と朱実。
そして、もう一度、
「ありがとうございます。」
そう言って後ろ向きに、その背中に、
「あぁ、橘、ひとつだけ…、それって、もう予約…してあるんだ…???」
「はい。」
「そっか…。ん…分かった。」
と、頷いて陣内。
「…って…、早ぇ~!!!いや…早かねぇか…。逆に…遅すぎるだろ…、もう2週間後だぞ。良くそんな宿泊施設…あったな…。」
不可思議な感じの陣内。
「しかも…、あいつらの担任って、俺だろ…。なんで相磯先生が…先なんだよ…???なんだか…完璧に、丸め込まれたか…俺…???わっかんねぇな、女の考える事…。」
「あれ…、姉ちゃん、珍しいね、クリスマス、何処にも行かないなんて…。」
楓の顔を窺いながらの憲明。
「いいの、いいの、今回姉ちゃんは、大人しく、大人しく。」
「気を付けて行ってらっしゃいよ~小学生以来でしょ、スキーなんて…。」
そういう弓枝に…、
「大丈夫、大丈夫、みんなと一緒だから…。」
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