そして…そんな辺見を見ながら河合も…、 静かに微妙な動きで紗友莉と健介を見ながら、口元を緩める。
「いや~ビックリ。鮎川さんも直樹も凄いよね…、ジョージ・クルーニーと、イ・ビョンホン。思いっ切り名優揃いじゃない。国際的になってるよここって…。」
と、奈緒美。
「ハハ…俺が…ジョージ・クルーニー…???」
と、顔を下げ、頭を左右に振る河合。
「有り得ねェだろ…。」
そしてもう一方の健介も…、
「…勘弁して下さいよ小川さん。そんな…似てないですって…。」
「ハハ…いいよ、いいよ、この雰囲気…。…の…割には…オーディエンス…いないねぇ。」
と、首を長くして周囲を見渡して、奈緒美…。
「神崎社長…あなたまで…???」
と、健介…。
「ハハ…こりゃいいや。」
と、辺見。
すかさずバッグから手帳を取り出して、
「じゃああ~ハイ、ジョージ・クルーニー、サイン頂戴。」
と、河合の前に手帳を差し出す奈緒美。
「え~~マジで…???神崎社長…冗談きついな~!」
その冗談を真に受けてしっかりと自分のサインをする河合。
「は~い、ありがと、じゃああ~次…、はい、イ・ビョンホン、お願いお願い。」
「ちょ、ちょっと~…参ったな~違いますって…社長~!いや~!」
その光景を見ながら、直樹も辺見も、笑顔のままに…。
「じゃ…神崎社長…私も…良いですか???」
と、辺見が奈緒美の手帳を受け取る仕草をして…。
奈緒美が、
「ふふ…。」
と、にっこりしながら手帳を閉じて…、
「マネージャーさんは…いいわ。」
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