テーブルに置いたスマホに着メロ。 テレビで録画をしておいた洋画を観ていた紗友莉が、
着メロの相手を見てすぐさま電話に出る。
「あたし――分かったッ???」
「分かった――じゃな~い~!下手すりゃ私…、健ちゃんから怒られるんだからね~!」
「分かってる、分かってる。絶対に真子には迷惑掛けないから…。ごめん。…で…???」
「まぁ…健ちゃんと一緒だったら、連絡先なんてもらってないだろうから…。分かるはずないと思うんだけど…。彼…、しばらくは日本に滞在しているみたい。連絡先は…。」
「ふんふん…、えっ、そうなの…。へぇ~そっか~な~るほどね~!やっぱり真子に頼んで正解。サンキュ~!」
「だ~か~ら~紗友~!お願いだから…健ちゃんには絶対に――ッ!」
「分かってるって…。」
「…んもう…、まさかあんたから、こういう事、頼まれるなんて…夢にも思ってなかったよ。何…、変な事…考えてる訳じゃないでしょうね~???紗友の事だから…大丈夫だとは思うから…、仕方ない…調べたんだけど…。」
電話の相手は大学時代からの親友、高槻真子、
雑誌記者である。
「…と、は言え。」
※※※※※※※※※※※※※