「…じゃあ、小川さんは東京で個展を開いて、それが神崎さんとの知り合った切っ掛けなんですねぇ。正に奇遇とはこの事よね。」
ロサリンがカクテルを一口に運び、小川直樹に話し掛ける。
静かなブルースの音楽が耳に心地よいホテル内のカクテルバー。
その中で塚本加奈子始め、仕事で急用ができた裕也以外は、
パーティの後、ゆっくりと寛げるホテルのバーでそれぞれの会話を楽しんでいた。
「初めての方にこんな事、聞いたら失礼と思うんだけど…、さっきのモデルの卵って…。ごめんなさい…、気になっちゃって…。」
と、ロサリン。
「ああ~その話ですか、構いませんよ、榊さん…ライバルじゃありませんから。この人です。…とは、言っても、もう既にプロモーションされてますからね…。」
と、言いながら、モデルの画像をロサリンに差し出す。
そして…一言、
「ただ…固有名詞だけは…、お願いします。」
「ハハ…そうよね…。」
「ふ~ん、良いわね…これ…。」
と、ロサリン。
「ね、素敵でしょ彼女。」
と、傍にいるジミーも…。
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