「えっ!!!何…この感触…???」 一瞬ではあったが、加奈子に挨拶をしたその後に、
いきなり紗友莉の意識に何かが触れた。
一瞬であったために、健介には全く気付かなかったのだが、
紗友莉はわずか数秒ではあったが、加奈子の後ろを見守っていたのだった。
加奈子の後ろを行くひとりの後ろ姿を…。
「紗友、紗友…???…ん…、どうかした…???何見てんの…???」
健介が皿の上に紗友莉の大好物のメニューを盛って、
「…えっ…、ああ…、ありがと…。んんん…別に…、何でもない…。」
自分でも何に捉われていたのか、ちょっと焦点も付かないままに、
健介が取ってくれたお皿を受け取って、口に入れる。
「ふふ…、美味~い。」
「しっかし…まぁ…例年ながら、凄いもんだね、このパーティは…。何だか…俺たちには…ちょいと…場違い…って気もするけどね…。」
「いいじゃない、いいじゃない。一年に一度の…ちょっとした贅沢と思えば…。」
「まぁ…ね。まぁ…ロサリンにしてみても掛け替えのない友人の一人って事だから…。そういう意味じゃ…、俺たちも…同じようなものか…。」
「ふふ…そういう事…。」
そして加奈子がロサリンの元に…。
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