姉と同様。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”
  「モコおばちゃん…化粧してる。」
その琴美の声に…、愛子は、
「そうね…。綺麗ね。」
と、小さく応え、小さな茶碗に水を汲み、線香を焚き鈴を鳴らし手を合わせる。

琴美も基子のお腹の辺りにぬいぐるみを置いた後に、
母と同じように、手を合わせる。

そんな愛子と琴美の一連の動きと流れを見ている川岸と係員。
そして座布団から体を外し、川岸に一礼をして、
係の人に一礼をして、琴美を傍に寄せ、
「この度はよろしくお願いします。」

と、係の人にまた一礼をして、
「私…、川岸基子の姉の、新谷愛子と申します。…いえ、正確には、血の繋がりはございません。ですが…、基子の姉代わりと同じなんです。」

そんな愛子を見て係の人も…、川岸を見て、
その川岸も了解したような顔をして、
「そうですか、それなら、続けさせて戴きます。」

とにかく、基子の傍にいてやりたかった。
そして、川岸の手伝いにもなりたかった。

誰でもそうなのかは分からないが、基子が亡くなった途端に、
今までの基子の顔が愛子の頭には巡り巡っていた。 



姉と同様。 



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