「今、何が起こったの…???でも…助かった。」
あのまま、後ろに誰かがいて、それも手を貸してくれなかったら、
間違いなく転倒していた。
…と言うより、私の左手はしっかりとフロアに手を着き、
何とか体を支えていたかも知れない…。
その後は、事の顛末に動揺しながらも…、
友達とウェイトレスが私の身を起こしてくれたに違いない。
考えたくもないそんな恥ずかしいハプニングの結末を、
未然にも防いでくれたのが、
思いがけないタイミングで、
その場に居合わせた彼なのである。
もちろん一瞬の出来事である。
「誰かに支えられた…」そう思って左側に顔を向ければ、
必然的に彼の顔が目の前に現れたのである。
余りにも偶然にも…と、言うよりも、
思いも掛けない遭遇とも言うべきもの…。
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