月曜日の朝。私は「風になりたい」を聴いて、テンションを吹き上げる。
それでも、サンバの風は一瞬のもので、心の雲は厚いまま。
そんなとき、ジョアン・ジルベルトの「Brazil」に身をゆだねる。
チャコールグレーの空を見上げながら、大人な私でいようと決めてみる。
もっと派手な服を着ればよかったかな、なんて思いながら。
でも、そのチャコールグレーには、灼熱をやわらげるクッションのような厚い雲がある。
カラカラの植物にシャワーを浴びせる恵みの雨も――
悪いことばかりではなさそうだ。
炎のファイターを聴いてみる。
心の奥から、叫びたいような強さが沸き上がる。
猪木先生の詩「道」の一節に、自分にない強さを求めていることに気づく。
迷わず行けよ
行けばわかるさ
でも私は、いつもプレッシャーから逃げてきた。
トイレで泣き、お風呂で号泣し、言葉に過剰反応してきた「つけ」を、今も背負っている。
それでも言いたい。
「うるさい!だまれ!私のいうことを聞け!」
…と言いながら、続く言葉が見つからない。
言葉ひとつで、私は何度も傷ついて、何度も救われてきた。
毛布になったり、ナイフになったり。
それでも、よく生き抜いてきたと思う。
もう少し、生きてみようか。
