久しぶりのブログです
あぁ師走の忙しさ
決算、年末調整、税務処理…
この発表会の曲の編集・振付・構成で頭がいっぱいな中、そんなこんなに走り回っていました
と同時に税理士さんを心から尊敬します
そして、これらを終えた世の中の零細企業の社長さん達と「おつかれ!」とハイタッチしたい…笑
そんな中、昨日は
以前、子ども感育協会として主催した
「子ども達の五感と芸術のセンスリッチプログラム」
福岡市芸術祭に参加した時の報告書を持って、振興財団みたいな事務所に奨励金の申請に行ったんですよ
決して営利目的ではなく
本当に子ども達の感性を伸ばす為にかけた自腹20万円に対して、
奨励金、いくらもらえたと思います?
はい、5,000円です
一回飲み行ったら終わるww
さて、だいぶ前から呟きまくっていますが、
これは日本が抱える深刻な問題です
文化芸術の発展が
世界に遅れをとっています
以下、ちょっと前の記事ですが、
津田塾大学の鈴木さんという研究員の方の記事をシェアするのでご覧ください
(バレエに興味の無い方は赤字のところだけでも)
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ここ数年、ローザンヌ国際バレエコンクールでの、日本人の活躍が目立つ。
今年は、中村淳之介さんが6位入賞を果たした。
去年は、3位伊藤充さん、5位金原里奈さんと入賞者は2人いた。
そして一昨年は、1位二山治雄さん、2位前田紗江さん、6位加藤三希央さんと3人が入賞を果たした。
2012年にも菅井円さんが1位に入っている。さらに遡ると、96年の中村祥子さん、93年の上野水香さん、89年の熊川哲也さん、83年の吉田都さんなど、多くのダンサーが入賞している。
今年の入賞者はどこが優れていたのか?
ところが週末に放送された今回の決戦を見て幾つか疑問が湧いたので、実際に海外のバレエ団のダンサー経験を持つ知人(butterflyさん)にいろいろ相談してみた。
筆者自身はバレエについてズブの素人ゆえ、まず入賞者はどこが優れているのかから教えて頂いた。
5位のラウラ・フェルナンデス(スイス)は、バレエではあどけなさが残っていたが、コンテンポラリーのバリエーションではガラッと変わり力強くダイナミックだった。表現力も彼女が何を表現したいのか明確だった。
3位のヴィンチェンツォ・ディ・プリモ(イタリア)は、身体も踊りも成熟していて、安定感もあった。コンテンポラリーではコンクールではなく彼の舞台を見ているような錯覚をおぼえた。
今回はバレエもコンテンポラリーも、多くの挑戦者が同じバリエーションを踊ったため、比較がし易かった。その結果として、彼女の持って生まれた体の美しさ、身体能力の素晴らしさが際立っていた。
残念ながら持って生まれた素質は、努力しても克服できないことが多い。日本人の場合、昔に比べれば大分良くなったが、恵まれた体型の子は少なく、だからこそ技術面などで補おうとするケースが多い。
今年の日本勢も小柄で子供っぽさが目立った。それでも技術面はしっかりしていたので、身体的欠点を超えて自分の良さを引き出し、オンリーワンのダンサーになれる可能性はあると見た。
ちなみに日本ではクラシックバレエを見ることが多く、コンテンポラリーが同等の分量で出てくるローザンヌは少々戸惑う。この辺りは、どう見るべきなのか。
コンテンポラリーは近年海外バレエ団では踊る事が多くなっている。
身体の重心の移動がバレエとは違い中心をずらし、もっとダイナミックに空間を使わなくてはいけない。表現力も複雑なテーマが多く内面から引き出していかなくてはいけない。
日本のバレエ学校ではコンテンポラリーの経験は少ないが、海外のバレエ学校ではほぼ毎日のようにある。韓国勢と日本勢はコンテンポラリー経験が少ないからか、やはりダイナミックな身体の動きが苦手で、十分出し切れていないようだった。
中国勢も、もしかしたらコンテンポラリーの経験は少ないかもしれないが、バレエ以外の民族舞踊などの経験があるからか、ダイナミックで表現力も上手だった。
他の国の出場者は経験が多い分、コンテンポラリーが上手だった。
日本勢はどうしても表現が内に引きこもり勝ちで、印象が薄くなっていた。
日本人活躍の背景
ではこうした不利を克服して、なぜ日本人は活躍できるのか?
実はその背景には、日本と欧米のバレエという職業システムに大きな差がある。再びbutterflyさんの解説。
一見、日本人のバレエ力が上がっているように見えるが、単純にそうは評価できない。例えばローザンヌでの最初のビデオ審査では、応募総数292人のうち、日本人は87人を占める。確率論で言えば、日本人が多く入るのは当然なのです。
では、なぜ日本勢はこんなにローザンヌに出場したいのか。要は海外のバレエ団で踊りたいと考えているからだ。特にヨーロッパはバレエの本場。舞台数も多く、色々な演目を踊るチャンスに恵まれる。そしてバレエダンサーと言う職業が、日本よりもシステムとして確立していて、ちゃんとしたお給料をもらうことが出来る。いっぽう日本では例えプロになっても、お給料はほとんどゼロに等しい。職業としてのバレエダンサーの位置づけが大きく異なる。
一方、ヨーロッパ勢の出場者は極端に少ない。欧州にはしっかりしたバレエスクールがあり、一流のバレエスクールを卒業すれば、直結のバレエ団などに入りやすいので、わざわざローザンヌに出場する必要がない。日本人出場者にとってローザンヌに“出場する”“決戦に残る”そして“入賞をする”ことは、ヨーロッパの若いダンサーの卵達と一緒に一流のバレエスクールに入学するか、バレエ団で研修をするチャンスをつかみ、プロのバレエダンサーになるスタート地点にようやく立つという意味がある。
つまり日本でバレエを目指しても、プロとしてやっていく土壌が不十分ゆえ、ローザンヌを経て次のステージに進まざるを得ないというのが、日本人がローザンヌで多く活躍する理由だったというのである。
政策としての文化芸術の振興
これを聞いて、パリ・オペラ座バレエの美しくも過酷な世界を描いた映画「エトワール」(2000年)の冒頭部分を思い出した。
そこでネットで調べてみたら、「ロンドン発バレエ・ブログ」にパリ・オペラ座07年の収支報告が載っていた。ちょっと古くで恐縮だが、収入の55%は補助金で賄われているという。約9900万ユーロなので、仮に当時の中間的なレート160円で換算すると160億円ほどになる。そして、それと相当額がオペラ座での給与となっていた。
筆者は駐日ドイツ大使館の労働政策担当官に、ドイツにおけるスポーツ選手や芸術家の待遇について伺ったこともある。ドイツでも東西が統一された1990年以降に、年金制度を設けるなどしてプロとして生活できるようなシステムを構築したという。
振り返って日本はどうか。残念ながらプロとして生活できているバレエダンサーは一握りしかいない。補助金も「文化芸術の振興または普及を図る」ために用意されているが、文化芸術全体に対してであり、パリ・オペラ座という一組織への補助金よりはるかに少ない。
近年、日本政府はインバウンドを増やすべく様々な施策を展開してきた。その結果、03年に約521万人だった訪日外国人数が、今年は2000万人を超える勢いになっている。ただし爆買という言葉がよく聞かれるように、観光と買い物という部分が大きく、文化芸術という要素が寄与したとはあまり聞かない。
一方、国際観光客到達数という統計で見ると、14年の世界一位はフランスで、日本の6倍以上。もちろんパリという歴史的町並みや食の魅力も大きいが、美術館やパリ・オペラ座などの芸術コンテンツも大きな吸引力となっている。つまり莫大な補助金も、外貨獲得に大きく貢献している。
バレエコンクールから、観光政策へとかなり話は飛躍してしまった。しかし筆者が言いたいのは、一バレエの話ではなく、フランスには観光産業振興の一翼を担う文化芸術振興というトータルデザインが徹底している点だ。その我彼の差が、皮肉なことに、プロのバレエダンサーの道が日本にはあまりないために、欧州に活躍の場を求め、その結果10代の日本人がローザンヌで活躍しているという状況がある。
「文化芸術は道楽者が自己責任でやるべきこと」という発想が日本では支配的だった。しかし今やハードでは国際競争力を失い始めている。ソフトを見直し、結果として経済の活性化を図るという可能性も一考に値するのではないだろうか。ソフトを担う人材はたくさん出始めている。後はバックアップ体制をどう整えるか次第だと思うが如何だろうか。

