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こんにちは、毛利めぐみです。
家族で、滋賀へ小さな旅に出かけました。
父、母、娘、愛犬。そして私。
おそらく、父の運転で出かける最後の旅。
母は、数日経てばこの旅のことを忘れてしまうかもしれません。
それでも私は、
“今、この時間”を大切にしたかったのです。
風に吹かれて心地よい音と風景を味わう場所。
愛犬を抱っこしながら、娘と笑っていたあの一瞬。
「風景が○○(故郷)みたい」と、何度も話す母の声。
そうそう、道中ではキジにも遭遇しました。
(その姿、私とサン(犬)だけが見たんです!ラッキーでした。)
10年前の6月。
母と娘と私の三人で、浜松へ。
グランドピアノの選定を兼ねた旅に出ていたことを、Facebookの「過去の思い出」が教えてくれました。
あの旅(どの旅でも)、
母はいつも、娘のことを気づかい、守り、喜ばせようとしてくれていました。
ずっと、母は“誰かのため”に、人生の時間を使ってきた人です。
父のこと、子育て、孫育て、そして家族全体のこと。
でも今、娘も高校生になり、手が離れました。
だから私は、母に――
今度は“自分のため”に、人生を楽しんでほしかったのです。
忘れてしまっても構わない。
でも、たしかに一緒に笑って、歩いて、風を感じたこの時間が、
母の心のどこかを、やさしく揺らしてくれていたら――
そう願いながら、時間を重ねました。
―記憶に残らなくても、心には残る。
そう信じたい景色が、いくつもありました。
私自身、
忙しい日々のなかで“自然に身を置く”ことの難しさを感じていました。
でもやっぱり自然は、心と身体のデトックス。
もう少し、日常の中でも自然に触れる時間を持ちたい。
そんな想いが、静かに湧いてきています。
音楽も、教室も、日常も。
すべては“今、この瞬間”の積み重ねなのだと、旅で改めて感じました。
ピアノを教えていて思うのです。
「積み重ねた時間は、消えない」。
たとえ母の記憶からこの旅がこぼれ落ちても、
たしかに一緒に過ごした時間は、私の中で生きています。
そんな旅の記録を、心に留めておきたくて――
今日はこうして綴りました。








