前回は「昔作ったマイホームデザイナーのデータは、今のバージョンでも開いて使えますか?」
というニーズの話をしました。
これは裏を返せば、「十数年も前のデータを、今また使いたい」というニーズが確実に存在しているというところの続きです。
もし、家を建てたときのデータがそのまま使える状態で残っていたらどうでしょうか。
正確な寸法も、間取りも、空間の広がりも、すぐに確認できる。
もう一度測る必要はありません。「なんとなく」で決める必要もありません。
そのデータは、暮らしの中で何度も役に立ちます。
建築業界にはBIMという考え方があります。
建物の情報をデータとして持ち、活用し続けるというものです。
これを施主の視点で捉えると、「自分の家の情報を、自分で持ち続ける」ということになります。
そして、3Dマイホームデザイナーは、専門的すぎず、自分で扱えるツールとして、BIMの入り口にある存在です。
いわば「施主のためのBIM」です。
これまでは、家づくりが終われば建築データの役割もそこで終わりでした。
しかし、住まいは「建築物の完成」がゴールではなく、そこから始まる「暮らし」のスタートです。
だからこそ、その情報もまた「継続して長く維持されるべきもの」だと思います。
家具の配置を検討する。
家電のサイズを確認する。
将来の間取り変更を考える。
そうした日常の中で、建築時のデータがそのまま活用できます。
そしてそれは、5年後、10年後と、時間が経つほど価値を増していきます。
ということで、3Dマイホームデザイナーは、単なる設計ソフトではありません。
住まいの情報を持ち続け、暮らしの中で活用するためのツールです。
「家を建てたあとも手元に残し、使い続ける」
そうしていただくことで、3Dマイホームデザイナーと作ったデータの価値は大きくなります。
家づくりのデータを、一度きりで終わらせない。
それを「暮らしのインフラ」にしていく。
3Dマイホームデザイナーは、その可能性を持っています。
【続く】

