「高尾山の頂上付近の厄介さ」
結論:
高尾山は迷わないが、頂上付近は“構造が理解しにくい迷路”である
概略:
* 直登系(頂上に向かう主動線)
1号路・6号路・稲荷山コース
* 巻き・接続系(頂上を回避・連絡)
3号路・4号路・5号路
* 外部接続(上級・縦走)
奥高尾縦走路・富士道 など
高尾山は登山専用の地図アプリ「ヤマレコ」や「YAMAP」を使うまでもなく、
余程の方向音痴か猛吹雪でもない限り、道迷いの心配はほぼない。
(それでも絶対に紙の地図と磁石は最低限の必携品だが)
念のため:
快晴予報の日帰り高尾山でも、
雨具とヘッドライトは必携品の中の必携品である。
かなり良く整備されているため、
通常の1〜6号路、稲荷山コース、奥高尾縦走路を使えば、
常識的な登山感覚がある限り道迷い遭難はしないはずだ。
とは言え、ヤマレコやYAMAPは、
ペース配分や今どこかが正確に分かるため、
私は必ず使っているが。
(この登山専用の地図アプリは無料で、しかも電波の入らない場所でも見事に作動する)
そんな高尾山ではあるが、
実は結構な高尾山マニアでも、
正確に高尾山頂上付近の地形と道を把握している人は少ないと思う。
掲載した地図を見れば分かると思うが、
獣道かどうか分からないなどの難所は皆無なので迷わないか、
あるいは迷っても通常登山道にいる限り(外れる方が難しい)大丈夫だが、
頂上付近はかなり複雑で非常に厄介だ。
下からずっと続いている登山道は、
1号路、6号路、稲荷山コースなのだが、
実は6号路は頂上直下で複雑な動きを見せる。
ギリギリダイレクトに頂上へは行かないのである。
頂上付近で3号路と5号路と交わるのである。
その付近は割と大きな休憩場所になっていて、
ベンチもあり大勢の人が休んでいる。
(動画参照)
ちなみに土曜日に私が使ったのはマニアックな富士道で、
これは前述した3つの道が交わる少し手前で3号路と合流するのである。
従って私は最終的にその3つの分岐点を通過したのである。
以前、病院裏コースから3号路に入り、
そこから登頂した時、
この分岐点の意味が理解出来ず、
一体今歩いているのは何号路なんだ?問題に悩み、
頂上はこっちと言う標識があるため、
迷ってはいないのだが、
「ヤマレコ」を拡大しても全然意味が分からなかったのである。
今回ようやく理解した。
富士道、3号路、6号路を使って登頂する場合、
この分岐点で5号路に入る必要がある。
5号路を頂上に向かって左側に進むと、
稲荷山コースに合流して登頂する。
5号路を右側に進むと1号路に合流して登頂する。
(動画参照)
また、左右のどちらから周っても、
5号路は高尾山頂上をグルリと囲む周回路なので、
元に戻ってしまう仕掛けであり、
高尾山頂上を回避出来る巻き道の役割もある。
ちなみに裏側の奥高尾縦走路まで行き、
そこから登頂するのも可能だし、
奥高尾縦走路から来て、疲れたので高尾山頂上を回避し、
1、3、4、6号路、稲荷山コース他に行くのも可能だ。
これらを踏まえて正確に言うと、
6号路はギリギリ下から頂上までは繋がっていない。
ダイレクトに頂上に行く事は出来ない。
4号路も3号路と同じように、
これは浄心門近くの2号路から始まり、
頂上近くで1号路と合流する。
ちなみに2号路はケーブルカー駅近辺の周回路なので、
性質が全然違っている。
さらに言うと、
ケーブルカー駅近くの2号路では、
「蛇滝(じゃたき)コース」が合流し、
1号路に接続している。
また麓から行ける「病院裏コース」は、
2号路の近くで3号路に接続する。
頂上付近では、詳細に言うと、
1号路、3号路、4号路、6号路、稲荷山コース、
奥高尾縦走路、富士道、いろはの森コース、北面支尾根コース、
逆沢作業道などが一気に集結して来るのである。
つまり、分岐と合流が異常な密度で集中している。
まあ、人の流れは人気コースに集中しているため、
それほど心配する必要はないが、
この複雑さは超優秀な登山専用の地図アプリ「ヤマレコ」を、
最大に拡大しても最初は理解不能だった。
今回、富士道を通過してようやく構造を理解した。
まあともかく高尾山。
ここには登山の基本と応用があり実に楽しい山だ。
余談:
高尾山をナメて来る都会人は非常に多い。
そう言う輩には「奥高尾縦走路」を味合わせたいが、
本当に遭難するので絶対にやらない。(笑)
ちなみに高尾山は世界一登山者数が多いため、
日本で一番遭難件数が多い山だ。
ただし北アルプスのような死亡事故は少なく、
疲労や日没により動けなくなった、などの軽いタイプが多い。


