学校給食と牛乳② パンドラの箱を開けたくない | 幕内秀夫の食生活日記

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「食」にかかわる諸々を綴っていきます

 東京は土日を除き連休明けまで雨が続くようです。連休明けが「秋」の始まりなのでしょうか?

 

 さて、学校給食と牛乳について、宜しければ昨日の新聞記事を見ながら読んでください。

 多くの日本人が学校給食で「牛乳(あるいは脱脂粉乳)」を飲まされてきた。そのため、学校給食に牛乳はつきもの、あるいは

 それは決まりだと考えてきた人も多い。

 しかし、大量廃棄が起きている(食品ロス)

 給食の牛乳(乳製品)によって体調を崩す子供が増えている。中には死亡につながる例も起きている。

 牛乳に対する、違和感を持つ人が増えている。(神話崩壊)

 嗜好的に合わない子どもも増えている。

  それらが重なり合って、牛乳の選択制を実施する自治体などが増えている。

  これを放置すると、全国の自治体で「牛乳選択制」などが広がりかねない。牛乳を強力に推進してきた「栄養教育」の否定に繋がりかねない。

 それが今回の記事の背景にあります。そして、記事で強調していることは・・・・

 「法律と矛盾」、「停止措置は学校給食法の目的と整合性が取れない」

 学校給食法に抵触するという指摘です。

 ここが最大の問題です。もし、学校給食で牛乳を出さなければならないという決まりがあるなら、法律違反ということになります。「学校給食法」を読んでも、牛乳は必ずださなければならない。などと書かれていません。

 念のために、かつて文部科学省に問い合わせたことがあります。

 答えは、「牛乳に限らず、必ず出さなければならない食材はありません」と言うものでした。

 ただし、これは文部科学省だけではなく、自治体の教育委員会に聞いても、ほぼ同じことを言います。

 「決まりはありませんが、安価な栄養源として牛乳ほど優れた食品はありません・・・云々」

 牛乳の栄養価を聞いているわけではないにも関わらずです。なぜなら、元々、「学校給食で牛乳を出さねかればならないなどという決まりがない」というパンドラの箱を開けたくないのです。開けてしまったらどうなるか?益々、「私は牛乳はいらない」と言い出す子どもたちが続出しかねない。だから、給食関係者は「私が現職のときには開けないで欲しい」、だから牛乳は安価な栄養源と言う話にすり替えるのです。実際、この新聞記事も同じです。

 この新聞記事では様々な自治体の「牛乳選択制」などを紹介していますが、何ら行政処分を受けていません。それが論より証拠です。(つづく)