「わたし こーえんに かえらないと・・」 ~ もりだくさん ~ | まじょねこ日記

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魔女の大切な仲間の猫たちの日常をみてください

「まじょ わたし こーえんに かえらないと  いけない」

 

この言葉に魔女の心は凍りつきます

 

「こーえんに・・ かえらないと」

 

体重2キロをすっかり切った《もりだくさん》が魔女の眼を見て言いました

計るのが怖くて計ってはいないけれど、抱くと1.5キロくらいと思われます

 

「もりちゃん、ちょっと まっててね」

 

魔女はいったん部屋を出て廊下で声を殺して泣きました

どうしても涙が止まらなくて、《もりちゃん》がいる部屋に戻れません

 

 

《もりちゃん》が次第に弱っていくのはわかってた

毎日お世話をして抱いて寝て

 

あんなに大好きだった固形物が食べられなくなり

スープを中心にした食事になって

つい先日までは高齢猫用ミルクにエネルギーのパウダーを溶かしたものや、クリティカルリキッドを飲んでいました

そして最近はそれさえ受け付けず、さらっとしたミルクだけの生活だったのが

 

ここ3日ほどはミルクも数口しか飲まず

あんなに大量に飲んでいた水も飲まなくなりました

 

 

強制食餌はしない

《もりちゃん》が嫌がることは絶対にしない、と約束しているから

ただ弱っていく子を見つめるしかない辛い日々を送ってきて

 

胸が痛くて、痛くて痛くて暗い気持ちで過ごす憔悴の時間を経て

 

昨日 

「わたし こーえんに かえらないと」 ・・って

 

 

涙が止まらなくて

嗚咽が聴こえそうで

アトリエに駆け込み

壁を背にして床に座り込み、両手で涙を拭うも

際限なく零れ出る

 

 

《もりちゃん》が魔女を呼ぶ声が聞こえる・・

 

 

アトリエの水道で顔を洗って

気持ちを整え

悲しみは取り敢えず心の裏に押し込んで

 

《もりちゃん》の部屋に向かいます

 

 

よろよろと魔女に歩み寄る《もりちゃん》

この子を抱き上げ、私は言います

 

 

魔女「《もりちゃん》、こーえんに かえらないと、なんて いわないで」

 

もりだくさん 「・・」

 

魔女 「こーえんに かえったら だれが あなたの はなを ふくの?」

 

もりだくさん 「・・」

 

魔女 「《もりちゃん》の はなは いつも くるしくて まじょが まいにち なんかいも、なんかいも ふさがったの とって ふいてるじゃない」

 

もりだくさん 「・・うん」

 

魔女 「はなが つまってしまったら はーすー、はーすー、するのが つらくなって くるしくなるでしょう」

 

もりだくさん 「うん・・」

 

魔女 「めのまわりだって がちがちなって うえとしたが くっついちゃって まじょが ふかないと め、あけられなく なるんでしょう」

 

もりだくさん 「うん」

 

魔女 「こーえんに かえったら すーはーも できなくなるし、めを みえなくなるのよ」

 

もりだくさん 「・・」

 

魔女 「それに そとは ものすごく さむいの  ま~えに 《ちすのすけ》や《おだぎりくん》、《たてがみ》 たちとくっついてた あのときと いまは おなじなんだよ」

 

もりだくさん 「だけど・・」

 

魔女 「だけど?」

 

もりだくさん 「こころが こーえんに かえらなくちゃ、って なっちゃうの」

 

魔女 「まじょが いなくても いいの?」

 

もりだくさん 「・・」

 

魔女 「わたしたち ずっといっしょに くらしてきたじゃない」

 

 

すると《もりだくさん》は、私の胸を引っ掻きながら

 

「ずっと まじょと いたいよ・・」 と言いました

 

 

 

鳴き声も小さくなっていた《もりちゃん》が

数日前から大きな声で

そとに でたい!」 「そとに だして!」と言って鳴き続けています

 

 

それでちょっとだけ《もりちゃん》外に出しました

 

 

こうして

 

 

湧き水や雨水を飲みたがります

だけどそれももう殆ど飲めなくなりました

 

《ジンジン》も亡くなる前は外に湧き水を飲みに行ってた・・

 

 

 

思えばそれは魔女が《もりちゃん》の部屋にいない時で

自分なりに時期を感じ

・・ひとりで不安になっているのかも知れません

 

 

魔女 「《もりちゃん》、まじょは なるべく 《もりちゃん》といっしょに いるようにするから だから ここにいてほしいです」

 

もりだくさん 「・・まじょが いっしょに いるだったら いいよ」

 

魔女 「だけど、 こーえんにいる もりちゃんの なかまたちも ごはんあげなきゃいけないし、 いえでも いろんなこたちが いるでしょ まじょ それを できるだけ はやく おわらせて もりちゃんと いっしょにいるようにするから」

 

もりだくさん 「・・」

 

魔女 「だから ここに いてください  おねがいします」

 

もりだくさん 「たくさん いっしょ?」

 

魔女 「うん、 たくさん いっしょにいるようにする」

 

もりだくさん 「ほんと?」

 

魔女 「そうする」

 

もりだくさん 「わかった・・」

 

魔女 「ありがとう」

 

もりだくさん 「だけど・・ つい また いっちゃったら ごめんなさい」

 

魔女 「なるべく 《もりちゃん》が そう おもわないように するから」

 

 

こうして説得はしたけれど

 

「わたし、こうえんに かえらないと」 との言葉は

 

魔女に強いショックを与えました

私の心は今真っ暗です

 

 

 

 

今朝の《もりちゃん》です

 

 

 

一晩中こうして魔女から離れない《もりちゃん》

 

 

多くの時間をこうして魔女を見つめています

 

まだ朝の顔拭き、手拭きをしていないから汚れていますが

この後きれいにします

 

 

 

《もりちゃん》に穏やかな時が流れますように