こんにちは![]()
UMIカウンセラーコースの真帆です。
小学校の先生をしていたときに受け持った、A君のお話です。
A君は、男の子からも女の子からも慕われる優しい子だったのですが、
4月に出会ったときから、
宿題が提出できない
字がふにゃふにゃ
で、なんだか気にかかる男の子でした。
※今、思えば、すでにエネルギー切れ寸前で、
A君にとって我慢して頑張らなければできないこと
=宿題や字を丁寧に書くこと
に注ぐエネルギーは、もうどこにも残っていなかった、
ということなのだとわかります。
4月はなんとか乗り切ったA君でしたが、
ゴールデンウイーク明けから、登校しぶりが始まりました。
お母さんは、仕事をセーブして、
A君のリズムやその日の調子に合わせて、車で送り迎えをする毎日になりました。
私が授業のない時間に、A君のお家までお迎えに行ったことも。
そんな毎日のなかで、1つだけ私が続けたことがあります。
それは、連絡帳に、その日1日のA君の様子を記入して伝えること。
放課に◯◯君や△△君とサッカーで元気に遊んでいました。
国語の時間に手を挙げ、教科書を朗読したのですが、とても上手でしたよ。
給食をおかわりしました。
◯◯さんが忘れ物をしたときに、貸してあげていました。「ありがとう」と言われて嬉しそうでした。
1日のなかで私が感じたA君のキラリとした瞬間を、
短い言葉ですが、お母さんに伝え続けました。
だんだん遅刻してくることが減り、
ときには、宿題をやってくる日もでて、
A君に少しずつ、活気が戻ってきたころには、
もう、3月になっていました。
春休み、A君のご両親がお礼を言うために、
わざわざ学校まで足を運んでくださいました。
連絡帳を持って![]()
前の晩から「明日、学校嫌だなぁ」という息子。
朝、学校に行くのが嫌で、部屋の隅にうずくまる息子。
そんな我が子の姿を見て、
学校でもずっと暗い顔して、
我慢して、
苦しんで、
ただ椅子に座っているんじゃないか、
って思っていた。
でも、毎日、連絡帳を読むたびに、
辛いことばかりじゃない、
手を挙げたんだ!
お友達とサッカー!
お代わりもしたんだね!って、
息子のことをたくましく感じることが増えて、
本当に励まされました。
と、丁寧にお礼を言っていただきました。
また、お母さんは、このようにも言われました。
6年生の姉はなんでも積極的に頑張る子で、
姉はしっかり者、
それに比べて、弟のA君は頼りない子。
お姉ちゃんが卒業したら、どうなるんだろう?
一人でちゃんと登校できるのだろうか?
と、いつも心配しながら弟を見ていた。
A君の頑張っている姿は、全然見えていなかった気がします、と。
そうなんです。
人って、イメージしたとおりの姿を見せてくれる。
お母さんにとって、頼りなく心配な子というイメージが強いときには、
そのとおりの姿を、
学校で頑張っている様子を知って、頼もしく感じ始めると、
一回り頼もしくなった姿を、
A君は見せてくれました。
イメージって本当に大切です。
自分のなかのイメージこそ、現実に現れるのですから。
わが子や夫、周りの誰かを、
あなたは、どのようなイメージで捉えていますか?
違う一面はないのかな?
って、相手を知ろうとすることで、
目の前の現実も少しずつ変わっていきますよ。
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