認知症になる前、あーちゃんには数は少なくても、とても親しくしていた昔からのお友達が何人かいた。
しかし、認知症が進むにつれ
まともにメールの返信もできなくなったりしたせいもあったけれど、ひとりまたひとりとあーちゃんの前から姿を消して行った。
「あーちゃんあーちゃん♡」
と、あーちゃんを慕っていたお友達ですら、あーちゃん異変に気付いたのだろう、
と、あーちゃんを突き放すようなメールを前の携帯電話に送って来ていたのを見た時には、やっぱり切なくなった。
そりゃあまあ、所詮は他人なんだし仕方がないけれどもね…。
そんな中、ひとりだけ未だにあーちゃんに連絡をとってくれているのは学生時代からのお友達Kさん。
あーちゃんはひとりでは老人ホームから外出が出来ないことは伝えてあるのに、勝手に会う約束をしてしまったり、
面会禁止なのに食事に行きたいと言われたりと、ちょっと困ってしまう事もあるけれど、
それでも長年の友人とはいえ、会話も噛み合わなくなった認知症のあーちゃんを変わらずに気にかけて下さるのはとてもありがたい事だ。
しかし、
本当に見事なまでに自分の状態も世間の状況も分かっていないあーちゃんは、
面会禁止の話になった時に
と言うと、
…言い方!
Kさんはあーちゃんを気遣って誘ってくれているのに、なんだってそんなに上からなのよ…?的な!
認知症になっても変わらずお付き合いを続けてくれる貴重な友人なのにさー!
老人ホームにいる認知症の人の事を、
とか平気で言っちゃうあーちゃん。
あーちゃんだって認知症の度合いで言うならば相当なものなのにさ。意地悪新井ちゃんとかに何言われているか分からないわよ!
どこまで自分のことが見えていないんだと本当にびっくりするよね。
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