なーにゃんはあーちゃんをお迎えに老人ホームまで行くけれど、もちろん面会禁止の今は中には入れてもらえない。
なのでその日の気候に合わせた服装や用意をあーちゃんに電話で指示する。
先日の通院の日は、グッと気温も下がって肌寒い日だったために少し厚手の上着をなーにゃんが準備して行く事、
そして雨が降っていたので長靴を履いて来るように伝えてあった。
しかし、受付で届け出を済ませても、あーちゃんがなかなか現れない。
「雨だから長靴を履いてきてって言ったんだけど…分かるかなあ…」
となーにゃんが言うと
施設長さんが様子を見るために、あーちゃんの部屋まで行ってくれた。
それからずいぶん長い事かかって、やっと現れたあーちゃんは薄〜いペラペラのサマージャケットを着て、ブーツを履いていた。
その横には困ったようにあーちゃんの長靴を持つ施設長さん。
どうやら、あーちゃんが今日のコーディネートにどうしてもブーツを合わせたかったらしく、長靴を履こうとしなかったらしい…。
しかも厚手の上着は持って行くと伝えてあったのに薄〜いペラペラのサマージャケットを着て…どう考えてもその日には寒すぎるし、
それなのになぜもこもこのブーツを合わせたい⁉︎
もう、自分では季節に合わせた服装が選べないのに、
こだわりだけは残っているっていうね。
なーにゃんに、
「今日は寒いから上着はこれ着て!雨だから長靴ね!」
と、スパーンと言われたら素直に着替えたからまあ良かったけどね。
恐らくあーちゃんは今の自分の状況を理解せず、自分がオシャレでセンスが良いという自信だけはまだ持っているから…
老人ホームの職員さんのセンスには従わないわよ、ってことなのかしら。
でも、あーちゃんは「トップス」とか「ボトムス」とかの区別はついているだけ、
きっとまだマシなんだよねー。
にほんブログ村





