努力とプライド | アルツフルデイズ

アルツフルデイズ

アルツハイマー型認知症になった実母のことと、
アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねます

認知症と診断されたばかりの頃、その事実を受け入れたくないあーちゃんはよく
と主張していた。
そしてその事実は未だ受け入れられていないけど…まあそれはいいとして。


実際にあーちゃんは、月に数回図書館へ行き、毎回2〜3冊の本を借りるという生活をしていた。読み終わるとそれを返却し、また新しい本を借りる。

病院へ付き添う度にあーちゃんのバッグには新しく借りた本が入っていたし、先に病院へ着いているとあーちゃんはよく待合室で本を読んでいた。
本には読みかけの場所にしおりも挟まれていた。


…でもさ。
あんなに何でもすぐ忘れちゃうのに…
本を続きから読んで、前の内容覚えているの⁉︎
と、なーにゃんとワフウフは疑問に思っていた。


ホームに引っ越してもしばらくは「もう読む本がないわ!」と本を欲しがったし、枕元にはいつも本が置いてあった。

しかし…
枕元に置いてある本は何ヶ月経っても同じだった。
え、介護百人一首って!
これ、読んでいるのか?
そして、これは何ヶ月もかけて熟読するような本なの⁉︎


更に、本を買いたがったので選ばせている時にあーちゃんが手に取った本はこれ。




これ、ロマンチック⁉︎
敗戦下の悲運に耐えて生き抜く話ってロマンチックなの⁉︎
題名の雰囲気で選んだだけ?


今でも、あーちゃんがホーム内でいつも身につけているポシェットにはよく本と老眼鏡が入っているし、
面会に行くと
「テレビ見ていてもつまらないし、本を読んでいたの」
とか言うんだけど、
これは多分…ポーズでしかないんだろうなー。
読みかけで本を開いたままのことなんてないしなー。

あーちゃんの記憶力を考えても理解力を考えても、内容を理解して本を読めているとは到底思えない。
だけど、昔と変わらず本を沢山読み続ける事があーちゃんにとってはボケない為の努力であり、安心であり、プライドなんだろうなー。
…ポーズだけだとしても、ね。



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