昨日は仕事納めにして複雑な気持ちにさせられた1日でどっと疲れました![]()
(年末当直はあるけどね)
子宮の良性ポリープをとった50-60代のAさんという人がいまして、そもそもクセの強い人ではあったんです。それに他の合併症があって、少し長く入院していました。
1年生の男性医師Tが担当してたんですけど、めちゃくちゃ仕事できないんですよ、こいつが。
何かの病気を疑うレベルで仕事ができない。
ただ口だけはうまくて、医学的に間違ってることとか、嘘八百をしれっと患者さんに話すのが上手いんですよね。優しく話すのも得意なので、インテリジェンスの低い患者はコロっと騙されます。
Aさんの手術はT医師が担当で、手術責任者は私でした。
手術自体はうまくいったのですが、術前処置は下手過ぎて、私と手を代わるわ、点滴管理でT医師のフォローをしなければならないわ、で私の気分は最悪でした。そこに至るまでに積み重なったいろんなことがあって、私はT医師が、今、医局内で1番嫌いな医師といっても過言でないほど大嫌いです。
なので、確かに終始、T医師に対して厳しい態度であったと思います
でも誓って、Aさんに冷たい言葉をかけたりしたことはありませんし、回診に行くとAさんはいつもニコニコしてました。
ところが今日外来で、術後フォローで来てたAさんが、私が隣のブースにいるのを知らずに、めっちゃ私の悪口を言ってました。
「T先生に担当してもらってよかった。あの怖い女医さんはちょっとね…」と全部聞こえてなかったけど、なんか色々言ってました。
さすがにT医師がマズイと思ったのか、別の話で遮ってましたけど。
誰のおかげで手術を安全に受けられたと思ってんだよ![]()
と一瞬ハラワタ煮え繰り返りましたけど、私も怒ってる時の自分が相当怖い自覚があるので、ま、いいやと思うことにしました。
Aさんは所詮、良性の病気で、1年生でも担当するような手術だからよかったものの、癌患者さんがT医師に当たったら本当に悲劇ですよ。
Bさんという、ご本人が看護師さんの癌患者さんが不幸にも、T医師担当になってしまったのですが、病棟医長に苦情が入りました。
当然だと思いました。
癌の病理診断をT医師の知識不足で間違って伝えられ、抗がん剤治療の開始が遅れてしまったのですから。もちろん、同じチームの我々にも責任の一端はありますが、T医師は上級医に相談しないで、勝手に暴走するので、止めようがありません。
さて、Aさんの悪口にカチンときていた直後、私は自分の担当しているがん患者さんCさんに重めの病状説明をしなければなりませんでした。
Cさんは40代と若い方で、5年前に初めてお会いしました。その後、再発しましたが、手術で乗り越えて3年経ち、今回なんと再再発の話をしなければなりませんでした。
厳密にいうと、再再発の話は既にしていたのですが、治療前にPETを撮ってみたら、新たに別の転移が見つかってしまったのです。
さらに治療の内容(今回は化学療法)も説明しなければなりませんでした。
そんな大事な日なので夫も一緒に来院しました。
実はCさんも看護師さんなのですが、おそらく「治療しなければいけないのはわかってるけどやりたくない」という気持ちだったのか、私の説明を頷きながら聞いていらしたのですが、時々ポロっと涙がこぼれる瞬間もありました![]()
お子さんの行事の予定もあるということで、2か月くらいおいてから治療を始めることに話がまとまり、じゃあ今日はこれで、という空気になったところで、私は大事なことを伝えてないことに気づきました。異動です。
4月から異動することを伝えた瞬間、Cさんは「その話の方がショック!嫌だ嫌だ!」と顔を覆って号泣。
暫く泣き止む様子がなくて、ご主人もオロオロ。「癌治療は主治医が要ですからね〜」って、今そんなこと言わないで![]()
まぁわかりますよ、再再発で、初めての化学療法が待ち受けていて不安で押し潰されそうな時に、主治医まで変わるなんて、なんでだよ!!って思いますよね
本当に申し訳ない![]()
だからやっぱり同じ施設に長くいるのは良くないなーって思いました。
患者さんがむしろ、1年おきに主治医が代わるようなシステムに慣れてた方がショックじゃないと思うので。
昨日は悪口言われたり、泣かれたり、感情の振り幅がせわしない外来で疲れました![]()