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HSP(Highly Sensitive Person)は、心理学をルーツとする言葉です。
1996年、アメリカの臨床心理学者であるエレイン・アーロンが、自己啓発本のなかでHSPという言葉を使用し始めたことに由来します。
HSPという言葉、概念に「救われた」「生きるのがラクになった」と感じていらっしゃる方、きっと多いでしょう。
とても素晴らしく、アーロン氏の功績と考えられます。
しかし、日本で認知が広まるにつれて、新たな側面も浮き彫りにされてきました。
クリニックで診断 !?
感受性の高さ、繊細さは、症状ではありません。
気質のひとつです。
ところが、検索エンジンの上位にクリニックがくるそうです。
実際にググってみたら、上位5位のうち、4つがクリニック、ひとつは、製薬会社の「〇〇健康推進課」というサイトでした
もう一度、言います。
HSP(Highly Sensitive Person)は、心理学をルーツとする言葉です。
医術的に診断・治療する対象ではないのです。
HSPが「消費」されている?
『HSPブームの功罪を問う 』 の中で、飯村氏は、マスメディアで取り上げられ、精神科医が専門家として出演していることにも疑問を呈しています。
HSPを問題のある形で「消費」している、一部のクリニックや資格ビジネスの実情を紹介しつつ、
最後に「代表的な誤解への対処法」も記されています。
1. HSPは「生きづらい」人である?
2. ネットのHSP診断テストで自分がHSPかどうか分かる?
3. 「〇〇型HSP」だと診断された?
4. 世の中の大多数は非HSPである?
5.親がHSPだと子もHSPになる?
6. HSPは発達障害や精神疾患の一種である?
7. HSPは「能力」である?
8. HSP専門カウンセラーに相談するといい?
9. 医療機関でHSPを「診断・治療」できる?
以上の誤解 への対処法を知り、そして、HSPをニュートラルに捉えるヒントとなる、良書です。
学術的な情報源
本書の最後に紹介されている学術的な情報源(サイトや書籍)を列挙しておきます。
1.心理学者によるHSP情報サイト「Japan Sensitivity Research」
2.感受性研究第一人者によるサイト「Sensitivityresearch.com」
3.「環境感受性」のWikipedia
4.アーロン・エイレン『敏感すぎる私の活かし方』
5.飯村周平『HSPの心理学 : 科学的根拠から理解する「繊細さ」と「生きづらさ」』
6.串崎真志『繊細な心の科学 : HSP入門』
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