盛岡食いしん爺日記

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ゆっくり静かに夕飯を食べたいと思った。

友達からメールがあり、会うことになった。

昼から街中の老舗は混んでいる。

わんこ蕎麦や盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麵の店はなおさら。

私も3時近くでも長蛇の列を見た。

 

中国料理の「城華」に電話予約した。

友達に城華がとれたとメール。

「嬉しい!」と返信。

城華は盛岡城址の目の前。

近くの駐車場でおち合い、店に向かって歩いた。

 

野球のボールを投げたら届きそうな距離だ。

 

 

 

 

奥さんの明るい笑顔に迎えられ、席に案内された。

 

 

Enya – Amarantine


 

まずは前菜。

三種の盛り合わせのハーフにした。

二人でも食べ応え十分。

 

 

鮮やかな赤のトマトの上にクラゲ、蒸し鶏とチャーシュー。

蒸し鶏には葱生姜ソース。

やわらかく爽やかだ。

美味しさを噛みしめる。

クラゲは、ちょい辛の味付けが心地良い食感にアクセント。

 

 

プリプリのクラゲ、しっとり爽やかで夏らしい蒸し鶏。

奥深い味のチャーシュー。

それに瑞々しいトマト。

たまらなく美味しい。

前菜というより、もうメインだと二人で笑った。

 

 

期間限定のおすすめメニューから、

「海鮮とアスパラガスのバジル炒め」。

バジルの香りと海老やイカにアスパラなど。

イタリアンの様な料理であっという間に皿から消えた。

 

そう言えば昨年、

五所川原の立佞武多を見に行った帰り、

和菓子の「葉山」さんからいただいたお土産の中にバジルソースがあった。

何度もジェノベーゼにした。

松の実やニンニク、オリーブオイルとバジル。

見事なバランスで、スーパーで買ったパスタが、

レストランにも負けない美味しさになった。

残念なことに今年は、バジルが採れなかったそうだ。

この「海鮮とアスパラガスのバジル炒め」はパスタにも合うと思った。

 

 

次は「紅木豚と原木椎茸の大きな焼売」。

テーブルに置かれて中華せいろの蓋を奥さんがとる。

あの焼売独特のいい匂いが湯気にのり広がる。

競う様に箸が伸びる。

盛岡の希少なブランド豚の紅木豚。

甘味のある脂と細やかな肉質で深いコク。

そして、自然な環境で育む香りが強く、

旨味が濃い原木椎茸と一緒に皮に包まれる。

豚肉も椎茸も地元の物を使い、とても美味しい焼売だ。

 

 

続いて、地元の「青唐辛子入りの麻婆茄子」。

土鍋が置かれてもぐつぐつと音がする。

少し山椒を降った。

麻婆、茄子に山椒。

城華の料理は、ビジュアルよく香りもいい。

そして勿論のこと美味しい。

 

 

見た感じより茄子はいっぱい入っていた。

茄子はとろとろ。

麻婆の中で茄子が喜んでいる様だ。

ここの自家製豆富(城華では豆腐を豆富と書く)も美味しいが、

これも頬が緩みニンマリ。

向かいの人と、眼を合わせては頷きあって美味しいを確認。

 

 

いつもは予約が必要だが、時々その日に注文できることがある。

なんと、今宵は大丈夫だった。

これは頼まずにいられない「福建風あんかけチャーハン」。

コンテストか何かで優勝したチャーハンで、

盛岡で食べられる店は限られ、後は菜園の中国料理「空」しか知らない。

 

 

城華では少しアレンジ。

より一層、海鮮、原木椎茸、野菜などが細かく刻まれ、

オイスターソース風味だと思うが、具とよく絡み、

下に隠れたチャーハンと合体。

口の中で色々な食感と様々な味が交錯する。

マスターが手間をかけた逸品は、言うことなしの美味しさ。

 

 

盛岡城址近くの城華は本格的な中国料理を気軽に楽しませてくれる。

ここは、私にとって大切な場所。

会計しながら、

心から美味しかったとマスター夫婦に言いたくなる。

次は誰を連れてこようか、なんて想う帰り道。

 

 

 

 

 

 

 

 

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