盛岡食いしん爺日記
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ゆっくり中華を食べたいと思った。
盛岡城址の傍にある中国料理「城華」がいい。
ふと、思い中華料理と中国料理の違いをAIに尋ねてみた。
日本向けにアレンジされているか、
本場の味やスタイルを維持しているとか、らしい。
何でも答えてくれるものだ。
分厚く細かい文字の並ぶ小学館の国語大辞典を机にのせた。
少し埃をかぶっていた。
「中華料理」は「中国料理」とある。
「中国料理」を見ると、中国特有の料理。四川料理、広東料理、福建料理、
北京料理など大別される。中華料理。
と書いてあった。
私自身は特にこだわりはない。
町中華でも色々あり、本格的な中華料理を出す店もあると思っている。
ただ一応、確認しておこうと思ったのだ。
中国料理の「城華」へ。
いつ見ても思う。
堂々として迫る敵は圧倒されるだろう。
城跡の目と鼻の先にある「城華」。
Smile · Nat King Cole
一緒の人は、「鬼殺し果肉のノンアルサワー」。
レモンサワーで喉スッキリということかな。
「春野菜を使ったホイコーロー」。
菜の花の「春の苦み」。
春キャベツは瑞々しく柔らかく甘味を感じる。
テンメンジャンとトウバンジャンだろうか。
甘辛の味噌が野菜と豚肉を包み込みご飯が欲しくなる。
テレビのCMの様にみるみるうちになくなった。
熱々の「小籠包」。
食べると、やわらかい皮の中から旨味が詰まった肉汁が広がる。
添えられた生姜をのせると味がさっぱりとする。
美味しい~
一つずつ食べて目が合った。
向かいの人にどうぞと言うと、ニコリ。
嬉しそうに口に運び、何度も目を丸くする。
「春巻き」。
カリカリ、サクサクの美味しい皮。
たっぷりの餡が優しい甘味を帯びている。
食べれば幸せ気分。
「麻婆豆富」。
城華では自家製の豆腐を豆富と書く。
奇麗な飴色だ。
城華の料理は、どれも見た目が奇麗で香りがいい。
視覚と臭覚から入る。
そして、バランスのとれた優しい味に癒される。
麻婆豆富には普通と辛口があり、普通を食べた。
鉄鍋を運んできた奥さんが「麻婆豆富は久し振りですよね?」
と言う。
確かに私は、一年ほどはご無沙汰だ。
いつも何を食べようかと考えて季節限定に惹かれてしまう。
普通は、後味に辛さをちょっと感じる程度。
時々、山椒をふる。
飴色のとろみは、挽肉などの旨味がたっぷり。
自家製の豆富は、餡を纏ってつるんと喉をぬける。
やはりご飯が欲しくなる。
「カリカリ梅とジャコ入りチャーハン」。
漂ういい匂いはジャコでも梅でもない。
ほどよい大きさの小梅の食感。
噛むほどにジャコの旨味も。
二人で競う様に食べた。
食材を上手く活かし、よくバランスのとれた料理が続く。
どれも食べ飽きず、優しい味だ。
全て完食し、混んでいた店の中を見回すと、もう誰もいなかった。
電話して様子を聞いた時、
7時過ぎだと大丈夫と言われた。
城華に入ったのが7時半近く。
1時間以上かけてゆっくり料理を楽しませてもらった。
城華はテーブル席が並び、仕切られたテーブルもある。
ひとりの時はカウンターも。
会計しながらオーナー夫婦に言った。
「今日も来てよかったです。美味しかった~」
「いつもありがとうございます」
二人の微笑みに送られ、城華を後にした。
盛岡城址近くの中国料理「城華」は本格的な中国料理を気軽に楽しめる。
そして、来てよかった、また来たいと思う店。



















