盛岡食いしん爺日記

<音楽が流れます。音量に注意してください。>

 

先日の午後2時半過ぎ「ちひろ菓子工房」へ。

盛岡市の上田という住宅街に客が途絶えることのない人気の店がある。

 

 

 

 

Peace (Instrumental) · Tommy Flanagan

 

住宅街と言っても目の前は広い道路。

 

 

交通量も多い。

 

 

でも小さな庭もあり静かだ。

奥にカフェがある。

中は昔の梁や柱を上手く使っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

雪は止んだばかり。

窓際の席が空いていた。

一番好きな席。

 

 

 

 

 

 

 

 

3時を過ぎれば、かなり日も傾く。

まだまだ北国の春は遠い。

暖かい中から雪を照らす陽射し眺めていると、

寒さも峠を越したのでは、と勘違いしそう。

こんな書斎があったら仕事が捗るだろう。

 

 

ふと思い出した。

小学3年生ぐらいの頃、

クリスマスケーキを何個も食べた。

父の実家が和菓子店だった。

祖父が年老いてそろそろ店をやめようか、という頃だった。

俄かに洋菓子に挑み、クリスマスにケーキを作ったのだ。

実は父は、叔父の家に養子として育てられた。

子どもから見ても祖父は厳しい菓子職人のオーラを放っていた。

父は、売れ残ったらしいクリスマスケーキを3個も抱えて帰ってきた。

家には別に大きくイチゴののったケーキがあった。

買ってきた母が私に言った。

「いくらでも食べていいよ、でも先にお祖父ちゃんのケーキからよ」

祖父のケーキは、きめが粗く甘味が強かった。

それでも家族で1個平らげ、母の買ってきたケーキも食べた。

バタークリームだったが、とても美味しかった。

和菓子職人の挑戦は翌年も続いたが、

それが最後の挑戦だった。

小学校5年生になって祖父は他界した。

その後のクリスマスは1個になった。

あまり美味しくないケーキだったが、少し淋しかった。

 

ちひろ菓子工房の美味しい珈琲とケーキがきた。

珈琲は「上田小路ブレンド」。

雫石の「AURORA  COFFEE  ROASTERS」の豆を使っている。

 

 

「ミルフィーユ」。

しばらく眺めてからフォークを持った。

 

 

ミルフィーユは、食べる時が要注意。

ケーキツウに聞いたことがあるが、

ナイフとフォークで横に倒して食べるらしい。

フォークを立ててゆっくりカット。

零れたパイもしっかりいただく。

あっという間にきれいに完食!

美味しかった~

 

 

古民家をリノベーションした「ちひろ菓子工房」

木の温もり溢れる包カフェでミルフィーユ。

心整うひと時。

 

 

残りの上田小路ブレンドを飲みながら、

幸せ気分で庭を見ていた。

雀が二羽。

ガラスの向こうの鳴き声は聞こえないが、仲がいい様だ。

昨年テレビで見たが、鳥たちは会話をするらしい。

感情も豊かなのだろう。

 

間もなく店のドアが開き、男性客。

また少しして別の男性。

その後、数分して女の子二人組。

けっこう男の人も買っていく。

そう言えば若い頃、あちこちのケーキ店から買った。

いつも買いすぎだった。

あれもこれもと食べたなるのだ。

子どもの頃からの「食いしん坊」は、

ようやく「食いしん爺」になってケーキ1個で満足する様になったかな。

 

 

結局、会計する時ケーキを2個を買って帰った盛岡食いしん爺。

 

 

盛岡市上田

「ちひろ菓子工房」

 

 

 

 

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