こんにちは

 

今日は私が普段何気なく使っていた言葉が、繰り返し愛犬を傷つけていたかもしれない…そんなエピソードをお話しします。 

 

犬と暮らす方あるあるだと思うので、読んでいただけると嬉しいです。

 

 今日、コーヒーを飲もうと思い、抱っこしていた愛犬に「ちょっと待っててね」と声をかけその場に下ろしました。 

ケトルに水を入れてIHをつけ、ふと足元を見ると、愛犬が下ろしたその場から、降ろされたままの状態で一歩も動かず、じっと私を見つめていたんです。

 

 「あれ…?え?」 なんで下ろされたままじっと動かずに私をみているの?と、不思議に思いました。

 しばらく愛犬をじっと見ていて、「あっ…」と気づいたのは、もしかして、さっきの「ちょっと待っててね」を一生懸命守って待っていた?

 

 まさか、本当? と、しばらく立ち尽くしてしまうほどショックを受けました。

 

 でも、依然そこから動かずに待っている愛犬を見て、今までのことが一気に蘇りました。 

 

私はこれまで、「ちょっと待っててね」と言って、お湯を沸かしたり、料理をしたりしていました。 

 

たとえば、バスタブの掃除中も一緒に覗き込んでいる愛犬に、無意識に「ちょっと待っててね」と声をかけ、終わったらさっさと自分だけお風呂場から出てきて、着いてこない愛犬に「テッちゃんおいでー」と呼び戻すことを当たり前にしていた気がします。

 

 言った本人はすぐに忘れてしまうけれど、愛犬は「ちょっと待っててね」を信じて、守って、その場でずっと待っていたのかもしれません。

 

 私にとっては何気なく口から出ただけの言葉でも、テトにとっては、私の言葉を信じて待つ、とても長い時間だったのかもしれません。 

 

そのことに気づくまで、私は何年もかかってしまいました。

 胸が締めつけられて、「ごめんね」という気持ちでいっぱいになりました。 

 

 

だけど、一日中抱っこしていることもできません。

 

 無意識に出してしまった言葉でも、これからは意識して気をつけて

「今からお仕事だからハウスして待っていてね」「お掃除が終わったら抱っこしようね」と、ちゃんと伝えることが大切なのだと改めて思いました。 

 

犬は本当に、家族を信じ、愛情にまっすぐな生き物です。 

私たちが思っている以上に人の言葉を理解し、聞き分けているように感じます。

 

 だから何気なく口にした言葉も、その子にとっては大切な約束で、大好きなママやパパに言われたことだからこそ、言われたことを一生懸命に守っていたのかもしれません。

 

私は「ちょっと待っててね」の一言で、知らないうちに愛犬を何度も待たせてしまっていたのです。

 

そして自分が言ったことを忘れて、さっさと先にその場から離れたり、他のことをしようとふいに振り返った時、いつも私を見つめて「行っちゃうの?」そんな表情をしていたようにも思います。

 

それは愛犬にとって、何度繰り返されたことなんだろう…

何度待っていただけで終わってしまっていたんだろう…

じっと動かずその場からまた抱き上げられたことはあったんだろうか…

 

 今日、足元でじっと私を見つめる姿を見て、その表情が胸に突き刺さりました。 

もし皆さんのおうちの子が、下ろした場所でじっと待っていたら…。 

その子も「ちょっと待っててね」を信じて守って、その場からまた抱き上げてもらえるのを、じっと待っているのかもしれません。

 

愛犬のことは何でも分かっているように思っていて、まだまだだなぁ~と実感した出来事でした。

 

最後まで読んでいただき感謝でいっぱいです。