こんにちは

犬の管理栄養士です。

 

今日は、4年前のテトの避妊手術の記録を振り返りながら、当時はまだ言葉にできていなかった、でも私の人生観を大きく変えた「ある衝撃」についてお話ししたいと思います。

 

4年前、悩み続けた末にテトの避妊手術を受けました。

 

【ここから先は摘出臓器の写真が含まれます。苦手な方はご注意ください】

 

獣医師も驚いた「子宮と卵巣の透明感」

一泊での手術後、先生から見せられたテトの臓器。

それは、私の想像を遥かに超えて「美しかった」のです。

 摘出から20時間が経過しているにもかかわらず、濁りがなく、鮮やかで、生命力を感じさせる色。

 

先生も「本当に綺麗な状態です」と驚かれていました。実際に見た私も、そのピンク色の透明な子宮と卵巣の美しさに、言葉を失いました。

一方で、私はテトの入院中に調べていた、ある動物病院のブログの画像が頭から離れませんでした。

そこにあったのは、どす黒く変色した子宮と卵巣、黄色くベタついた脂肪が重くまとわりついた姿です。

 

正常

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肥満

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(画像お借りしました)

 

この時感じたのは、いわゆる「正常」とされている画像でさえ、テトと比較すると脂肪が黄色く、全体的に色が悪いなということでした。

 

「体重管理」は、内臓への思いやり

ダックスを家族に迎えている方なら、腰への負担やヘルニアのリスクは重々承知されていると思いますし、私も同様に思って注意して過ごしています。

でも、こうして実際の臓器を見る機会を得て、改めて実感しました。

 

脂肪は、目に見える「くびれ」を奪うだけでなく、内臓をも包み込んでしまう。

脂肪が付着した臓器は手術の難易度を上げ、万が一の際の合併症リスクも高めます。 「痩せすぎ」は体力の低下を招きますが、「太りすぎ」は沈黙のうちに内臓を圧迫し、常に体の中で微弱な「炎症」を引き起こす物質を出し続けます。

「黄色い脂肪」の正体とは?

なぜ、これほどまでに差が出るのか。 ネットや文献で目にする「肥満の子」の臓器に付着した脂肪は、白というよりは「黄色」く、どこか不透明です。

私はこれこそが、摂取した脂質の質、つまり「酸化した脂」の影響ではないかと考えています。

体は食べたものでできています。 

それは筋肉や毛並みだけでなく、普段見ることのできない「内臓」も同じです。

  • 酸化した油を多く含む食事

  • 添加物によって代謝を阻害された栄養

これらが積み重なると、内臓を守るべき脂肪は本来の機能を失い、ドロドロとした老廃物の塊のように変質してしまいます。それが臓器の色を濁らせ、手術の難易度を上げ、巡り巡って病気を引き起こす引き金になるのです。

 

なぜ、テトの臓器は脂肪がついておらず、透き通るような色をしていたのか。 その答えを紐解く鍵は、ドライフードに含まれる成分と、その「質」にあります。

 

ドッグフードに含まれる「黄色い成分」の正体

 

ドライフードの原材料表を見ると、黄色い色素(カロテノイド)を持つ成分が意外なほど多く使われています。これには「栄養学的なメリット」と、買いやすい価格のフードにおける「コスト重視の原材料選び」という2つの側面があります。

  • トウモロコシ(コーングルテンミールなど) 安価なフードの主原料。鶏の脂肪が黄色くなるのと同様、豊富に含まれるルテインやゼアキサンチンが犬の体脂肪に蓄積し、色に影響を与えます。

  • マリーゴールド抽出物・卵黄粉末 「目の健康維持」やタンパク源として添加されますが、これらも強力な天然の色素源です。
     

「天然の色素」と「酸化した脂」

ここで注意したいのは、「色がついていること」自体が悪ではない、ということです。問題なのは、ドライフード特有の「脂質の酸化」が加わった時です。

  1. 製造・保管プロセスでの酸化(過酸化脂質) ドライフードは高温高圧で製造され、開封後は空気に触れることで、表面の油脂が刻一刻と酸化していきます。
    この酸化した脂を長期間摂取し続けると、体内の脂肪細胞がダメージを受け、本来の透明感を失った「ドロドロとした濁った黄色い脂肪」として内臓に蓄積してしまうのです。

  2. 添加物による代謝の渋滞 着色料や保存料などの添加物は肝臓に負担をかけ、脂質の代謝を妨げます。その結果、脂肪の中に老廃物が混ざり込み、色がくすみ、独特の「脂臭さ」を放つようになります。
    そしてもうお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、こうしたものを摂取することで体のニオイ、耳のニオイ、うんちのニオイが強くなります。

「手作り食」が証明したこと

お届けしている25種類の野菜の中にも、当然カロテノイドは含まれています。

しかし、ドライフードと決定的に違うのは「脂をできる限り取り除いていること」「代謝を邪魔しないこと」です。

  • 酸化を入れない: 新鮮な食材を低温調理・ドライするため、酸化した脂(過酸化脂質)が体に入りません。

  • 体内を掃除する: 豊富な野菜やキノコから得られる酵素やフィトケミカルが、常に体内の「掃除役」として働き、細胞の一つひとつをクリアに保ちます。

鶏肉に見られる「重たく不透明な黄色い脂」は、加工され時間が経過した脂質を摂り続けた結果の内臓を映し出す鏡のようなもの。

「何を食べるか」と同様に「脂質が新鮮かどうか」。 これが、内臓の美しさを分ける大きな境界線になるのです。

 

「手作り食」という選択が、内臓を磨く

テトの臓器が、獣医さんが驚くほど綺麗だった理由。 それは、4年前も今も変わらず、徹底して「質」にこだわった野菜や食材を食べ続けてきた結果に他ならないと感じます。

野菜やキノコ、海藻…。 新鮮な食材から得られる抗酸化物質や、酸化していない良質の後入れオイルが、テトの体を内側から掃除し、細胞の一つひとつをクリアに保っていたのだと感じることができました。

 

「くびれがあるから大丈夫」という見た目だけの判断では足りません。 本当に大切なのは、「その脂肪の下にある臓器が、どれだけ健やかであるか」です。image

 

まとめ

 

避妊手術という、本来なら辛く不安な経験。 けれどテトは、その小さな体を使って、私に「食の真実」を教えてくれました。

 

手術から4年。 今のテトの毛並み、目力、そして元気な姿に毎日ふれるたびに、あの日の「綺麗なピンク色の臓器」を思い出します。

 これからも、テトが内側から輝き続けられるように。

 

そして、同じように愛犬の健康を願う皆さんに、この「見えない部分の健康」の大切さをお伝えしていきたいと思います。

 

手術前よりちょっと甘えん坊になったテッちゃんハートのバルーン

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

いつも感謝でいっぱいです。