こんにちは
犬の管理栄養士です。
秋から冬にかけて食卓に登場する「さつまいも」。
ホクホクとした甘さが魅力で、焼きいもやおやつとしても人気の食材です。
いつも愛犬の手作りごはんにさつまいもをよく使っていて特に感じるのは、さつまいもを与えた翌日のうんちがとても良いこと。
食物繊維が豊富なおかげで腸内環境が整っているのだと実感できます。
そんなさつまいもの中でも、見た目の鮮やかさで目をひくのが「紫さつまいも」です。
紫色というと甘くて濃厚な味をイメージする方も多いかもしれませんが、実際に食べてみると意外にもスッキリした甘さで、普通のさつまいもより糖質が少ないのも魅力のひとつです。
では、この紫さつまいもは普通のさつまいもとどんな違いがあるのでしょうか?
そして犬に与えると、どのような効果が期待できるのでしょうか?
紫さつまいもと普通のさつまいもの違い
一番の違いは「色素」にあります。
紫さつまいもには「アントシアニン」というポリフェノールが含まれており、この成分が紫色をつくっています。
アントシアニンはブルーベリーや紫キャベツにも含まれる抗酸化成分で、体のサビを防ぐ働きがあるといわれています。
一方、黄色やオレンジ色のさつまいもは「βカロテン」が豊富です。
こちらは体の中でビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を守る働きがあります。
つまり
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紫さつまいも:アントシアニンで老化予防や血管サポート
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黄色いさつまいも:βカロテンで皮膚や粘膜を保護
といった特徴があるのです。
紫さつまいもの栄養成分
紫さつまいも100gあたりのおおよその栄養は次の通りです。
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エネルギー:約130kcal
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炭水化物:30g前後
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食物繊維:2〜3g
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ビタミンC:20〜25mg
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カリウム:450mg前後
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アントシアニン:数十mg
普通のさつまいもと比べると甘さは控えめで糖質も少なめ。
健康志向のおやつとして選ばれる理由がここにあります。
犬に与えたときの効果・効能
実際に私も愛犬に与えていて実感するのは、便通が整い、うんちの状態がとても良いということ。
これはさつまいも全般にいえることですが、紫さつまいもも同じように整腸作用を実感できます。
それ以外にも、紫さつまいもにはこんなメリットがあります。
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抗酸化作用
アントシアニンが活性酸素を除去し、老化予防やがん・心疾患のリスク軽減につながります。 -
腸内環境の改善
豊富な食物繊維で、便秘や下痢気味の子にも役立つことがあります。 -
ビタミン・ミネラル補給
カリウムによる利尿作用や血圧の安定、ビタミンCによる免疫サポートが期待できます。 -
低カロリーなおやつ
普通のさつまいもより糖質が控えめなので、体重管理中の犬にも使いやすいです。
与えるときの注意点
ただし、どんなに体に良いものでも与えすぎはNGです。
炭水化物が多いため、主食にするのではなく「トッピング」や「おやつ」として与えるのがおすすめです。
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量の目安:体重1kgあたり10〜15g程度
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調理方法:必ず薄くスライスして灰汁を抜きやすい状態で水に晒してから加熱(蒸す・茹でる・焼くなど)
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皮:食べてもOKですが、消化が弱い子はむいて与えると安心
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持病がある場合:腎臓病などでカリウム制限が必要な子には控える
まとめ
紫さつまいもは、普通のさつまいもと違い「アントシアニン」を豊富に含んだ抗酸化食材です。
愛犬に与えることで腸内環境を整えるほか、老化予防や免疫サポートにも役立ちます。
実際、愛犬の手作りごはんに取り入れて、うんちの状態が良くなったと実感しています。
与える際は必ず灰汁抜きをして加熱、適量を守ることが大切です。
ほんの一口でも健康のサポートになるのが紫さつまいもの魅力ですので、愛犬の毎日のごはんやおやつに、彩りと健康をプラスしてみてはいかがでしょうか。
今日の内容が、愛犬の健やかな暮らしに少しでもお役に立てればうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。