川崎大師にはくずもちやさんが何軒もありました。

夫の大好物です。2枚入りを買いました。

私は苦手。味がほとんどないものに蜜をかける系の和菓子はだめなんです💦


くずもちは関西では「葛餅」、関東では「久寿餅」。

関西の葛餅の主原料は、葛粉(くずこ)、関東の久寿餅の原料は、小麦粉のでんぷん。

葛を使っているなら栄養価はありそうだけど、葛を使っていない小麦粉だけの久寿餅は炭水化物だけなんじゃない?

と思っていました。

でも、違いなどについて改めて調べていたら、関東のくずもちも手間のかかる工程で作られた栄養のあるものだと初めて知りました。

以下、調べたことをまとめます。

 

葛餅

1.材料

関西の葛餅の主原料は、葛粉(くずこ)。
葛粉はマメ科植物クズの根から得られるでんぷんを乾燥させて粉状にしたでんぷん粉の一種。

奈良県吉野産で作られる葛粉は特に品質が良いことで知られています。

2.製造方法葛餅は、葛粉に砂糖と水を加えた後、火にかけて透明になりとろみがつくまでよく練ります。

3.栄養価
葛は高い栄養素から古くから 米や麦の代用食として食べられていたり、漢方薬(葛根湯)として利用されていました。安土桃山時代に入った頃からお茶菓子として葛餅が出されるようになったといわれていて、江戸時代後期に 砂糖の国内生産量が増えたことをきっかけに、多くの人が口にするようになりました。
4.特徴

見た目は透明で、ぷるんとした食感。冷やしても透明な状態を保ち、なめらかな口当たりが特徴で、きな粉や黒蜜をかけて食べます。
5.効能

葛粉にはイソフラボンが多く含まれています。イソフラボンは大豆胚芽に多く含まれるポリフェノールの一種。

サポニンも含まれています。サポニンには血管を拡張する働きがあるため、血流をよくする効果があります。また、血管に付着したコレステロールや中性脂肪を洗い流すことにより、肥満予防の効果も期待できます。

 

久寿餅

1.原料

小麦粉のでんぷん。
2.製造方法

まず水で練った小麦粉を水中で揉んでグルテンを取り除いた後、残った小麦粉でんぷんを1年〜2年寝かせて発酵させます。

次に発酵させた小麦粉でんぷんの中に水を入れて不純物を取り除き加熱をします。

加熱をしてとろみのある液体になったら、型に入れて蒸して完成です。
くず餅は製造過程で小麦粉でんぷんを発酵させていることから、和菓子で唯一の発酵食品に分類されます。

3.栄養価

くず餅を製造する際に小麦粉でんぷんの発酵を促進しているのは植物性の乳酸菌です。植物性の乳酸菌は、動物性の乳酸菌に比べて小腸まで届きやすいという特徴があります。
そのため久寿餅には、体内の酸化還元を促進し消化を助け腸内をきれいに保つ効果がある他、免疫力アップや抗アレルギー作用、美肌効果が期待できます。

4.特徴

乳白色で弾力があり、歯切れが良い食感。発酵させているためほのかな酸味、発酵臭があります。
ひし形に切ってきな粉や黒蜜をかけて食べることが多いです。子孫繁栄や長寿の願いが込めて「菱餅(ひしもち)」と同じようにひし形に切るようになったといわれています。
 

くず餅は、原料に葛粉を使っていないのにどうして「くずもち」という名前がついているのかには諸説あるそうです。1つ目が、下総国葛飾郡の良質な小麦粉を生かして作ったお菓子であったため「葛飾群」の「葛」をとって「葛餅」といわれるようになったという説です。関西にすでに「葛餅」があったため、関西の葛餅と区別をするために「くず餅」や「久寿餅」と表記するようになったといわれています。
2つ目は、久兵衛という人が雨に濡れてしまった小麦粉をこねて樽に移し水に溶いて放置しておき、翌年食糧不足で困った際に思い出して蒸し上げて食べてみたところ餅のような食感で美味しかったというのがはじまり。久兵衛の「久」、無病息災を願う「寿」という字を当てて「久寿餅」といわれるようになったという説です。
くず餅は江戸時代から食べられるようになったといわれており、戦後の食糧難の時代はくず餅の中に塩豆を入れて食べたり、カレーのルーをかけて食べることもあったようです。
東京都亀戸の和菓子店「船橋屋」や神奈川県川崎大師参道が有名です。


山門前住吉店で購入しました。

独鈷 久寿餅

2枚入(2~3人用) 21.5x14.5x3.5cm

900円(税込)

このお店のしおりにも、「自然豊かな湧き水にじっくり寝かせ発酵させること約400日。植物性乳酸菌の力でもっちり弾力のある久寿餅に仕上げていきます。」と書いてありました。

夫は、「亀戸の船橋屋のと食感が違った。こちらのほうがもちもちして弾力があった。」と言っていました。