そっか
私が父の面倒をみている様子を
亡くなった母、じいじ、ばあばがちゃんと見てくれているんだあ
って分かった
時々「報われないなあ」と父の世話をしていて感じてきました。
とにかく汚くて気持ち悪かった家に通うのはものすごく苦痛でした。
父は「別にこれでいい。困っていない」という態度で、
「汚いの嫌いだから片付けるね」と言うと
「それが嫌なら来るな」と怒鳴られたこともありました。
もう自分ではできないことだらけなくせに。
人の手がなかったらやっていけないくせに。
でも、父のプライドを傷つけぬよう、
私はそれを言葉にはせず口を閉じて、
内心ムカムカしていた。
私は聖人じゃないもん!
私だって腹たつわ!
父のイライラは
何でも一人でやってきたのにできなくなった
父のもがきであるとわかっていても
感情をぶつけられれば傷つく。
やがて自分の老いの衰えに慣れ、
降伏したように、
だんだん静かになった父。
私にとって老いた親との関係は初めてで、
慣れるのに試行錯誤だった。
昨日、友人と話していたら、
つい先日亡くなった彼女のお義母さんがきて
「ありがとう」と彼女に伝えてくれと言われました。
お葬式の時、
自分の血縁ができない心配りと大事な親類縁者へのもてなしを
あたたかく細やかな配慮で彼女がしてくれたことへの心からの感謝でした。
「ありがとう。ごめんね。」
この「ごめんね」は、血縁ができなくて負担をかけてごめんね、ってこと。
お義母さんは家族の人柄をお見通しで、
お嫁さんの彼女を自分の娘のようにかわいらしく感じていることがヒシヒシと感じられました。
亡くなった人の通訳をしている時、
その人の感じている「感じ」を私の心がしっかりリアルに感じるのです。
友人と別れてからお義母さんは私にも
「ありがとう」
と通訳のお仕事のお礼を伝えてくれました。
お心遣いのある方だなあと感じました。
そして気づいたのです。
「ああ、私が父の面倒をみていることを
亡くなった母、じいじ、ばあばがちゃんと見ていてくれるんだ。
報われている」って。
よく昔の人は
「お前のやっていることをお天道様がちゃんと見ているよ」と言ったものですが、
それと一緒ですね!
真っ当な生き方をして損はないのです。
どこかで誰かがちゃんと見ていてくれる。
あなたが苦しくても頑張っていることを。
人にやさしくしていることを。
これを書いていたら涙があふれてきました。
「ちゃんと見ているよ。頑張っているね。」って
たくさんの目には見えない私の家族たちが言ってくれているから。
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