読了。

図書館で、タイトルを見て惹かれた。

抹茶、美味しいよねえ。

 

月曜日の抹茶カフェ  (著)青山美智子

 

 

青山美智子氏の作品は、「お探し物は図書室まで」「月の立つ林で」「リカバリー・カバヒコ」「人魚が逃げた」、そしてこの「月曜日の抹茶カフェ」で5冊目である。

 

これまで読んだ作品同様、本作品も連作短編集。

 

物語は喫茶店「マーブル・カフェ」から始まる。

 

携帯電話ショップ店員・美穂は、せっかくのお休みだというのに間違えて早番出勤してしてしまい、それなら…と、ショップの入っているモールでチェックしていた物を買おうとしたが売り切れ。

そこで、入ったファストフード店でケチャップを洋服にこぼしてしまう…。

さらに、お気に入りのカフェ「マーブル・カフェ」も定休日という「ツイていない」1日を送りそうになる。

 

しかし、その日は「マーブル・カフェ」の定休日に一度だけ開かれる「抹茶カフェ」の日だったのである…。そこから素敵な物語が展開される。

 

その次の物語は「マーブル・カフェ」を時々訪れる若い夫婦の夫が主人公…と、各短編が緩やかに繋がっていく。

 

物語の舞台は「マーブル・カフェ」のある東京から、「抹茶カフェ」で提供された和菓子のお店「橋野屋」のある京都に移り、再び東京に戻る。

 

物語にはユニークな人物も登場した

 

京都の名門大学に通う「文豪と同じ厳かな名前」だが「バケツ」と陰で呼ばれている男の子。

なぜ「バケツ」なのかというと、「掃除で使うような、持ち手のついたプラスチック製の青いバケツを鞄の代わりにして」いるからである。そのバケツに教科書や財布など荷物を入れている。

 

こういう人物って東京にはいそうにないが、京都だといそうな気がするので不思議である。

 

そして、京都の和菓子屋「橋野屋」の先代の女将・橋野タヅが主人公の短編で、和菓子についてのしみじみとしたエピソードが。

 

デパートの売り場で、橋野タズが、和菓子「水無月」を買いにきた青年に「夏越の祓」を説明し、会話するシーン。

そこで、タヅは、

「日本のすべての家の冷凍庫に一年中、無料同然の氷があったとしても、毎年、夏が来る前に水無月は人々の厄を祓う」(太字部分は本書からの引用)と思うのである。

 

和菓子の文化ってこういうことなんだな、と感じ入ったのである。

 

物語を読み進めていくと、最初、謎めいた存在の「マーブル・カフェ」のマスターの正体(?)が分かったり、楽しく最後まで読んだ。

 

本書は『木曜日にはココアを』の続編らしい。

 

こちらも気になる。

 

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北海道土産にもらったのがこちら。

 

「オタルト」

 

まず「オタルト」は「柳月」のお菓子である。

「柳月」は私の大好きな「三方六」のお菓子屋さんなのである!

しかも、「オタルト」は小樽の「オタルト」店舗でしか買えない限定商品なのである!

 

 

中は発酵バター使用のアーモンド生地に大納言の蜜漬け小豆も入っていて、

和洋折衷で濃厚な美味しさ!

ごちそうさまでした。