昨日、大阪中之島美術館で「特別展 生誕270年 長沢芦雪 ー奇想の旅、天才絵師の全貌ー」展を鑑賞したあと、京都国立近代美術館へ。
「開館60周年記念 京都画壇の青春―栖鳳、松園につづく新世代たち」展である。
本展覧会は、明治末から昭和初期に青春時代を送った京都の画家たちの作品を中心に展示されている。
とりあえず「出品リスト」に印をつけたものをメモ。
〈上村松園〉
「花のにぎわい」(明治40頃 京都国立近代美術館)
女性が5人、そのうちの1人は傘を差し、残りの4人のものかと思われる傘が下部に描かれていて、画面は、比較的「密」な感じ。こんな構図は松園作品では私はあまり見たことがない。
「虹を見る」(昭和7 京都国立近代美術館)
絹本着色、二曲一双の屏風。なんと「生」(ガラスケースに入っていない)で鑑賞。
〈小野竹喬〉
「南国」(明治44 京都市立芸術大学芸術資料館)
ほのぼのとした感じ。色が美しい。
「郷土風景」(大正6 京都国立近代美術館)
「波切村」(大正7 笠岡市立竹喬美術)
「冬日帖」(昭和3 京都市美術館)
小野竹喬といえば、私は、モチーフの大らかな表現や鮮やかな色が思い浮かぶが、本作品は非常に細かな線がびっしりと描かれている。
〈福田平八郎〉
「双鶴」(大正12頃 京都国立近代美術館)
絹本着色、軸装の作品。2羽の蔓が描かれており、ザ・日本画という感じ。福田平八郎ってこんな感じのも描くんだ、と思った。
「花菖蒲」(昭和9 京都国立近代美術館)
花菖蒲が細い水路(多分)を挟んで咲き乱れている様子が描かれている。
〈土田麦僊〉
「舞妓林泉」(大正13 東京国立近代美術館)
教科書にも掲載されていたのではないだろうか。誰もが知っている作品。
京都南禅寺のお庭を背景に舞妓を描いた作品。う~ん、やっぱり美しいよねえと思いつつ鑑賞。
「朝顔」(昭和3 京都国立近代美術館 )
紙本着色、屏風(二曲一双)の作品。 とても魅かれた。
秦テルヲ 「当世風俗二題(夜警・工事場)」(明治44 京都国立近代美術館)
絹本着色の作品だが、夜警を描いた作品は版画のような雰囲気。夜警の持つ灯がとても印象的。
秦テルヲは、千種掃雲の主宰する会に参加していたそう。
冨田溪仙 「鵜船」(明治45/大正元 京都国立近代美術館)
紙本墨画、軸の作品。南画風で、とても魅かれる。
村上華岳 「夜桜之図」(大正2 京都国立近代美術館)
雪洞を灯し、赤い毛氈を敷き、夜桜見物を楽しむ人々が描かれている。楽し気な感じというよりちょっと怪しい感じに引き付けられ、何度も戻って見てしまった。
中村大三郎 「灯」(大正8頃 京都国立近代美術館)
ろうそくの灯のもと、若草色系の着物を着た女性が立膝で目を閉じて座っている。手前にあるのは香炉だろうか。とてもきれい。
千種掃雲 「木陰」(大正11 京都国立近代美術館)
2017年6月の群馬県立館林美術館「京都のみやびとモダン」展では前期展示で見逃した作品。私の持っている画集の最初のほうに掲載されており、ああ、実物が見たかったなあと思っていたが、まさかここで実現するとは。
木陰で猫が一匹昼寝をしている様子が描かれており、八丈島に取材した作品群のなかの1枚だそう。
徳岡神泉 「鶏頭」(昭和9 京都国立近代美術館)
絹本着色、額装の作品。画面の下半分に、鶏頭が5本描かれており、そのうちの1本は1/3のみで花の部分は画面の外か。何だか魅かれる。
いやあ…良かった。
平日で、降雨で、開館時間延長のためだと思うがかなり空いており、ゆったりのんびりと鑑賞できたのが良かった。
コレクション・ギャラリーに続く。
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ここからは、リアルな本日。
午前の所用を済ませ、正午ごろから神楽坂の「La Ronde d'Argile(ラ・ロンダジル)」へ。
「中島完 茶箱道具展」、同時開催の「ロンダの妄想茶道具小品展」である。
こちら、昨年もお邪魔して、伯兆氏の蒔絵の棗に魅了されたことを思い出す。
今年も伯兆氏の蒔絵棗が数点出品されており、実物をしっかりと拝見できて幸せ。抽選販売とのこと。
中島完作品は、実際に茶箱に組まれて展示されているものも多く、こちらは参考になった。しかし、小さい!うっとりするくらい小さい!いや、小さいから魅かれるのだ。
ああ、こうやって組むのね、などと展示を見ながら「妄想」を楽しませていただいた。
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「La Ronde d'Argile」で心が満たされ、ふらふらと神楽坂を歩いていると…。
オシャレな雰囲気のラーメン屋さんに遭遇。「鶏soba座銀 神楽坂店」というお店。
私は看板商品「鶏soba」。
ゴボウの素揚げ。スープは泡立ててある鳥白湯。やみつきになるかも。
同行者は「地鶏醤油soba」。
少し味見させてもらった。こっちも美味しい。
店内もラーメン屋さんと思えないほどスタイリッシュだが、接客もとても丁寧で帰りにお見送りまであるほど。




