本日、読了!

第165回直木賞受賞作品である。

絵師・河鍋暁斎の娘・とよ(暁翠)が主人公。

 

星落ちて、なお  (著)澤田瞳子

 

物語は、河鍋暁斎の通夜から始まる。

2019年のサントリー美術館で催された「河鍋暁斎展」を思い出す。

サブタイトルが「その手に描けぬものなし」だった。

本作品でも、暁斎は「その手に描けぬものなし」で、絵に対する凄まじさが感じられた。

 

絵師の娘というと、葛飾北斎の娘・応為を思い出す。

応為を主人公とした「眩(くらら)」も読んだ。

 

本作品にも、北斎と応為について何度ともなく書かれている。

高名な絵師の娘も大変そうだ。(以下、太字部分は本書からの引用)

 

物語に、河鍋とよが日本画家の真野松司に「梅園でぜんざいでも食べ、土産を拵えて帰るとしよう」と話すシーンがある。

 

ん?「梅園」?私は今年のハロウィンの時期に、浅草の甘味専門店「梅園」の「ハロウィンかぼちゃ型の練りきり」を食べている。

その「梅園」か。物語に知っているお店が登場すると、何だか嬉しくなる。

 

そして、物語には、関東大震災も。

とよは、道具屋の廣田と品川で被災した。

 

野分を思わせるうなりが、突如、廣田の言葉を遮った。風が強くなったのかと上げた目がぐるぐると回り、(中略)いや、違う。回っているのは、とよの視界ではない。目の前の景色がひっくり返した籠の中身の如く覆り、何が上やら下やら区別がつかない

 

この震災を経て、物語も動く。

 

物語の終盤での酒問屋・鹿島屋の八代目だった清兵衛の言葉にハッとした。

 

「私はつくづく、思うんですよ。人ってのは結局、喜ぶためにこの世に生まれてくるんじゃないですかね」

 

この後、暁斎の事に触れ、自分のこれまでに触れ、そして、とよにこう言う。

 

「(前略)とよさんもまたその年まで絵を続けているのは、そこに少しなりとも喜びあったためではないですか。暁斎先生や周三郎さんへの引け目のせいで、ご自身の中にある喜びに顔を背けちゃいませんか」

 

なるほどねえ・・・。

何だかしみじみとしてしまった。

 

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最近、借りを返すように(!)出かけている。

仕事と「お出かけ」で精一杯で、なかなか読書が捗らない。

(「お出かけ」の合間に仕事をしている?)

 

渋谷のショッピングビルでこんなディスプレイを発見。

 

 

おお。可愛いではないか。

 

 

それぞれお名前があるようだ。

 

 

これは「バンド」。

 

 

これは「キーキー」か。

 

 

おお、可愛い。

 

この日は、渋谷駅から少し歩いたところにあるカフェに行った。

 

 

カフェに行ける喜びをかみしめながら、タルトタタンを味わった。

 

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月岡温泉のおみやげである。

月岡温泉のある新潟県新発田市の銘菓「翁もなか」

 

 

ある新潟県出身者によると「これ、子どもの頃、怖かったんだよね」とのことである。

 

 

うむ。確かにちょっと・・・インパクトのある翁のお顔である。

これは、能面だそう。

もち米100%の皮の中に、

十勝産大納言のあん、中心に白玉粉から作った求肥が入っている。

 

高橋朋子氏の「prismまるまろ銘々皿」にのせて。