今日は、太田記念美術館に行ってきた。

 

 

こちらは、初めての訪問である。

表参道からすっと横道に入って直ぐ。直ぐなのだが、人通りの多い表参道とはガラッと雰囲気や人通りが変わる。

 

 

「小原古邨展」である。

 

昨年の11月に茅ヶ崎市美術館で「小原古邨展 花と鳥のエデン」を鑑賞して以来、とっても気になっている。

 

小原古邨木版画集 小原古邨木版画集
6,480円
Amazon

 

こちらの版画集も大変気になっている・・・。

 

前期と後期で展示替えがあるので、2/24の前期のうちに一度は行きたいと思っていた。

前期展示全てがすばらしかったのだが、特にこの2点が気になった。

 

「雨中の桐に雀」(版元:松木平吉、個人蔵)

「帆船」(版元:秋山右衛門、個人蔵)

 

版元の松木平吉は、茅ヶ崎市美術館の図録で「大黒屋」、秋山右衛門は「滑稽堂」とされていた。

 

「雨中の桐に雀」は、茅ヶ崎市美術館では私の行かなかった「前期展示」だったため、見逃している。今回見られて良かった。

 

「帆船」は、茅ヶ崎市美術館では展示リストになかった。そもそも、茅ヶ崎では風景画がなかったように思う。本展覧会には風景画も出品されており、古邨は花鳥画が得意とのことだが、この風景画もとても良い。

 

本展覧会の図録によると、風景を題材にしたものはわずかしか残っていないそうだ。

又、「夜の情景が多く、月明かりに照らされたモチーフがシルエットとなって黒く浮かび上がっているのが特徴的」(図録より引用)とのことである。

 

ちなみに、図録はAmazonでも購入できる。

 

「踊る狐」(版元:松木平吉、個人蔵)は、試摺と完成した作品が並べて展示されており、

試摺の「修正のメモ」を見つつ、完成作品を見てみると違いがよく分かった。

 

又、版画の原画である肉筆の「画稿」と、その完成した版画作品の展示もあり、これも違いがよく分かった。

この「画稿」は一つの日本画の作品としても完成度が高く、とても素晴らしいもののように感じた。しかし、それが版画になることで、違った魅力があった。

どうして版画という手法を用いたのか・・・が分かるような気がした。

 

そして、「画稿」はあれど版画には至っていないものも多数展示されていた。

うむ・・・これは残念。

 

リストを見て、後期作品も未知のものが沢山。

ぜひ、行きたいと思う。