1週間前くらいに読了。

恩田陸さん、直木賞受賞されましたね。

おめでとうございます!

 

本書は、恩田陸氏の旅エッセイである。

 

隅の風景 (著)恩田陸

 

 

本書は、2011年に刊行された作品を文庫化したものだ。なので今から10年前くらいに書かれたものがメインか。

 

著者の旅エッセイは、2008年に「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記」(2005年4月発行)というのを読んでいる。

こちらのエッセイで、著者が飛行機が苦手だが旅好きということを知った。

 

本書の旅も、極力、飛行機を回避し列車などを使って移動に時間をかけている様子。

移動の時間も中々楽しいものである。

私も列車や車での陸の移動は割と好きかも知れない。

駅でお弁当やオヤツを買ったり、最近の「エキナカ」は非常にレベルが高いし・・・。高速道路のサービスエリアにもスタバが入っていたり、楽しく過ごせる。

 

こんなの飲んだりして・・・。

 

本書『隅の風景』に、「言語を越境して活動している作家に興味を持っている私にとって、現在の中国人作家は非常に面白い」といくつか作品が挙げられていた。

 

『バルザックと小さな中国のお針子』(ダイ・シージエ)

・・・私もこの作品は、ずっと読みたいと思っている。所謂「文革」モノ。フランス語で書かれている。

 

『天安門』(シャンサ)

・・・著者はパリ在住で、フランス語の小説らしい。「天安門事件」について書いた小説、

 

『狂気』(ハ・ジン)

・・・こちらは、在アメリカの作家。英語の小説。天安門事件当時の中国が舞台の小説らしい。

 

『千年の祈り』(イーユン・リー)

・・・英語の小説。本作で複数の受賞をしているようだ。デビュー作。

 

『睡蓮の教室』(ルル・ワン)も紹介されていた。

こちらは既に読んでいる。ルル・ワン氏がオランダ語で書いた作品が英訳されたものを、鴻巣友季子氏が日訳。「やみくも-翻訳家、穴に落ちる」というエッセイにそのことが書かれてあった。

 

中国語で書かれた小説は、中国語翻訳者が翻訳する。

他言語で書かれた中国を舞台にした小説の場合、その言語、フランス語翻訳者や、英語翻訳者が翻訳する。

 

私が思うに、これは大きく違う。