「 ドヴォルザークに染まるころ 」


町田そのこ





週末の天気予報は 雪 … 買い替えたばかりのクルマにはスタッドレスが無く、箱根は無理じゃない?と言っているのに、主人は それなら電車で と言う。


箱根の常宿ですが、電車で行くのはチョー久しぶり。


まあ、予報通り、雪は降るし、箱根町内 路線バスは運休になるし … 夕飯を食べに行っただけ という感じで 一泊して さっさと帰って来ました。


クルマ移動と違って、電車は本が読めるので そこは有難い。


今回のお供は「 ドヴォルザークに染まるころ 」


ミステリー的なものではない方が この作者の強み?がいきるような気がしました。


連作短編 … それぞれの視点で 残酷で 苦しい過去や 今がある。でも、救いの見える終わり方です。


タイトルの ドヴォルザーク、作曲家の名前です。


作中、夕方、下校時分に 町内に流れる音楽のこと …


ドヴォルザーク で検索したら、交響曲第5番 新世界「 家路 」って出てくるんですが


その曲に日本語の歌詞をつけた「 遠き山に日は落ちて 」の方が馴染みがありました(笑)。


ドヴォルザークは知らなくても きっと聞き覚えのあるメロディ。


「 ミステリと言う勿れ 」の中で主人公は 人の数だけ真実がある と言っていますが


本作でも、章が変わり 語り手が変わると 同じ出来事、場面が違う色合いを持って提示されて 真実が複数存在することを認めることになります。