私はてっきり前原氏で決まりだと思っていたので、びっくりしてしまった。
なぜ前原氏がダメだったのか不思議に思い帰国してから調べてみると、なんと外国人献金がもう1つ見つかり、その釈明に終始したからだと言う。これも少なからず驚いた。
そもそも前原氏は外国人献金問題で辞任したのだから、そのあとで事務所の献金リストを調べてとっとと洗っておけばよかっただけの話だ。「もう1つ見つかりました」と報告すればそれですむ話である。
今回の立候補もえらく唐突であったし、本気で首相の椅子を狙っていたのか疑わしい。少なくとも、首相の有資格者とは言いがたいと思う(前と前の前がアレですが)。
ところで、ヨーロッパ、とりわけイギリスでは日本への関心が高く、このニュースは繰り返し流れた。そのあとのサプライズニュースがあとを追った。
なんと、財務大臣に安住氏がついたという。BBCでも言外に「なぜ?」という驚きを含めていた。財務大臣という重職に比べると、安住氏では「超軽量大臣」である。
こういったとき、私が知る限り理由は3つしかない。1つめは能力を買われてあるいはかわいがっている子飼いの政治家、2つめは派閥の原理で結果的に、3つめは傀儡である。
安住氏に能力があるとは思えないので1つめはありえない。2つめも小沢グループ以外に気を遣う必要はないので落ちる。
すると3つめの可能性がある。
このあたりで野田首相の意図がわかる。野田氏は元財務大臣で一貫して増税論者である。しかし、増税に関しては民主党内でも反対が強い。
単に増税路線を進めたいだけなら、安住氏など能力に足下も及ばない与謝野馨氏がいる。与謝野氏だと大物過ぎて自分の理想とする税制にできるかわからない。だったら、自分の言うことを聞く傀儡にできる人物を置いてしまえ、と考えたのだろう。
帰国して驚いたのは、野田内閣の大臣達の顔ぶれば「素人だらけ」であることだ。わけがわからなかった。
実は私は野田氏を政治家として買っていた。本ブログでも「安全保障がわかっている唯一の民主党議員」と書いたことがある。また、外国人地方参政権に明確に反対している民主党では珍しい政治や国益を知っている政治家である・・・と考えていた。
今回目を疑ったのは、外国人参政権に賛成の大臣を数多く入れたことだ。なぜ彼ら(女性の小宮山大臣もいるが)が外国人参政権に賛成かというと、建前はともかく自分たちの票が増やせ、民主党に有利になるからである。
しかし、外国人に参政権を与えれば、反日的な在日朝鮮人、在日韓国人、在日中国人などの票が一挙に増え、日本の国益に反する方向に動くのは言うまでもない。言い換えると、外国人参政権に賛成する政治家は単なる理想屋か素人なのである。
案の定、たばこ税でもめ事が起こり、前原大臣が内閣で意見が統一されていない「武器」に関する発言をアメリカでし、経産大臣が失言で辞任するなど、最初からボロボロである。私には当然の帰結としか思えない。
では、野田首相はなぜ素人を大量に大臣にしたのだろう? これは単なる推測だが、自分の信条である「外国人参政権」について妥協したのではないだろうか。
では、なぜ妥協しなければならないのだろうか?
おそらく公明党と連立を組むためである。公明党は外国人参政権実現が長年の宿願である。外国人参政権で妥協して公明党と連立を組み、増税を実現をさせるためだろう。
しかし、完全に裏目である。それは大臣たちからほころびが次々現れているからだけではない。
続きます。
