(B) Newton’s second law of motion, though it took centuries of difficult factual and theoretical research to achieve, behaves for those committed to Newton’s theory seem very much like a purely logical statement that no amount of observation could prove wrong.
【語句】
Newton’s second law of motion「ニュートン第2法則」(ニュートンの運動方程式)/factual「事実の」/theoretical「理論的な」/research「研 究」/achieve「達成する」/behave「ふるまう」/commit「傾倒する」 /purely「純粋に」/logical「理論の」/statement「述べること」/amount「量」/observation「観察」 /prove「~とわかる」
では、英文を見ていきましょう。
Newton’s second law of motion のあとにカンマが2つあり、though があることから、文の中に文が挿入されていると検討つけます。S, though SV, V... の形です。
though it took centuries of difficult factual and theoretical research to achieve は though it took A to achieve のかたちです。
achieve の目的語がありません。だから、it が「ニュートン第2法則」をさし、achieve の目的語になっていると考えます。「それが達成されるにはAが必要だった」という意味になります。
仮主語 it を使えば、It took A to achieve it(=Newton’s second law of motion)と言い換えられます。
ex. This took a lot of effort to do.
「これをやるのには、かなりの努力が必要だった」
= It took a lot of effort to do this.
2つめのカンマのあとに動詞が来るのを予想していると、behaves が現れます。主語が Newton’s second law of motion と単数なので、s がついているからも、behaves が対応する動詞であることが確定。
for those committed to Newton’s theory の for には2つの可能性があります。前置詞(for A 「Aのために」)と接続詞(for SV 「というのはSVだからだ」)です。
ただいずれにしてもまず名詞が来るはずなので、those committed to Newton’s theory がthose (who are) committed to Newton’s theory と書き換えられる名詞句だと推測します。「ニュートン理論に傾倒する人たち」の意味になります。
そのあとに seem が来ているので for those... seem ... like A 「というのは ... 人たちがAのように見えるからだ」の意味になると考えられます。
ところが、これは意味に無理があります。「ニュートン第2法則がふるまう。というのは、・・・」と言われても、法則がどうふるまうのか、また、何に対して「というのは」なのか不明確です。
そこで、for を前置詞にとることを考えます。そのためには seem を削除しなければならないので、実際に取ってみると、for those ... like ....「....の人たちにとって、...のようにふるまう」になって、意味も自然です。
正解は seem を削除するです。
a purely logical statement that SV は「SV という純粋に理論的な言明」という意味です(同格の that)。
no amount of observation could prove wrong は could に注目して仮定法だと考えます。「ゼロの量の観察が間違いだとわかりうるだろう」です。つまり、「どんなに観察しても、(その観察の)間違いはわかりえないだろう」ということです。
【試訳】
ニュートン第2法則は、何世紀にもわたる困難な事象研究と理論研究によって達成されたものの、ニュートン理論に造詣の深い者にとって、観察では反証できない純粋な理論的説明のような性質が多分にある。