トリプル・コンジャンクションで1月7日のニュースに飛び出してきた、杉本前福井県知事について、書いてみたいと思います。
先日「木星には『正義』『法』『道徳』といった意味もあるので「モラルに反した」あるいは「自分だけ良ければ良い」「他者を利用する」といったやり方を貫いているものは淘汰されるときです」と書きました。
木星はベネフィックの代表なので「ラッキースター」と思われがちですが、もうひとつの側面である「法や正義」を忘れてはいけません。
木星(ゼウス)と土星(クロノス)は王者の星です。なので、木星や土星が個人天体とアスペクトを作っていると、高い社会的地位を獲得する傾向にあります。
杉本氏は太陽・月・水星と土星がオポジションですから、おそらく学生時代からリーダーシップを発揮してきたのでは、と思われます。
社会的地位につくと、そのコミュニティ内部において、周囲の手本となるような人格や態度が求められるでしょう。
権力は冥王星ですが、木星・土星で制御しながら扱うことが求められます。逆にいえば、権力を個人の欲望を満たすために乱用すると、木星・土星に見つかり、その内容が暴かれることになりますね。
特に2024年以降はアウトです。冥王星が水瓶座に入って以降、パワーの使い方を誤るとあっという間に権威が失墜する時期を迎えています。
しかし、それ以前は、力による不条理は集団の中で闇に葬られてきました。そのため、杉本氏のセクハラ行為も20年弱ものあいだ、隠されてきたのでしょう。
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昨年4月に「杉本氏からセクハラ行為を受けた」とされる通報があり、調査委員が調査を行った結果、数々の事実が明らかになりました。杉本氏は昨年12月に辞職していますが、明けて1月7日に明らかになった内容は、なかなかのものです。
内閣参事官を務めていた2007年頃から昨年まで、およそ20年に渡って、複数の女性職員に性的な表現を含んだLINEやメールを送ったり、実際に身体接触に及んでいたとのこと。
性愛は金星、それを獲得しようと奮闘するのは火星で、このふたつのコンビが私たちの愛情関係を作り出します。
杉本氏の金星は乙女座に、火星が双子座にあり、スクエアです。ここから連想されるのは、従順かつ勤勉な乙女に、双子座ヘルメスがちょっかいを出す姿ですね。
双子座の火星ですから、言葉で攻めます。しかも、この火星には木星もスクエアで後押しするため、木星ゼウスが浮気相手を求め、次々と浮き名を流すが如くの猛攻となります。
「○○ちゃんのことを考えると体が熱くなる」「無性に抱き締めたいよ」「キスしちゃう」「〇〇ちゃんはエッチなことは好き?」「ぼくは〇〇ちゃんのお尻から太ももが大好きだから」「ずーっと、ずーっと、追っかけをするからね」
こんなのが、1000通以上というのですから、ヤバいです。
ゼウスには目当ての女性を射止めるため、白鳥に変身して襲い掛かったり、牡牛に変身して誘拐したりと、やりたい放題ですが、なんとなく、それを髣髴とさせます。
木星は「法」じゃないんかい!?
古代ギリシャではセーフだったんですね。しかし現代日本ではアウトです。
金星と火星がスクエアですから「やめてください」と拒絶されたり、嫌がられたりすると、余計に燃えたのではないかと推察します。スクエアって、こういう、わざと相手をざらっとさせることをするんですね。特に金星と火星は、男女間に容易に摩擦を起こします。
「セクハラの認識はなかった」「酔って気持ちが緩んでいた」と説明した杉本氏ですが、メッセージには自らセクハラであることを自認するものもあり、自覚していた節があります。

「なぜ、危険な橋を渡ったのか」ということが気になりますが、本人の言うとおり「セクハラしていると認めつつ、それがそんなに問題になるとは思っていなかった」のではないか…と思われます。
20年弱前から始まったというので、だいたい44-45歳の木星期からではないでしょうか。愛のキューピット(魚座)を伴う木星が、若い女性たちを求めて浮き名を流すゼウスと化したのか!?
しかし、ここは古代ギリシャではありません。現代の法に照らし合わせるとアウトです。ちなみに杉本氏は東大の法学部卒です。
今年は「権力構造がゼロ化したり」「権威が失墜したり」しやすい1年なのですが、先駆けて象徴的なニュースだなと感じたので、ご紹介してみました。
