がま口ブックカバーを作る【1】 | 【大阪・梅田】ねこ店主のひとりごと

【大阪・梅田】ねこ店主のひとりごと

ねこ店主のおばかさんでちょっと不思議なひとりごと。

数年前のある朝の事。
テレビの情報番組をぼんやりと見ていると
「注文が3ヵ月待ちのがま口の…」と
聞こえてきた。
 
んっ?!がま口?
3ヵ月待ちやて~?
何やなんや~???
 
「ビジネスの匂い」がしたので…良く見てみると
宮崎県の作家さんが作る「がま口のブックカバー」
が大人気だとアナウンサーが言っていた。
 
 
 
昔から、がま口が好きで(男ですが…何か?)
いつかきっと、自分のオリジナルのがま口を作ろう
と熱い想いを胸に秘めて、この50年必死のパッチで
生きてきたのだ。(そんな、たいそーな)
 
後で、NETで検索すると、こんな記事が出てきた。
 
朝日新聞 DIGITAL
 
TVで言っていた事は確かのようだ。
 
 
 
間髪入れずに、がま口の金具を「密林」と「イージーヘブン」
で検索してみると・・・ある業者さんがひっそりと売ってはる。
とりあえず、ポチットなと注文をしてみた。
 
がま口の金具が届いてから、どんなのを作ってみようかと
ニヤニヤしながら妄想にふけっていると、うちのビジネスの
授業を受けにある生徒さんがやってきた。
 
「かくかく、しかじかで…がま口ブックカバー作りますねん!!」
 
それを聞いた生徒さんは、何を血迷ったのか…
 
兄さん、それ私買いたい~!!
お金払うんで作って下さい~!!
 
まっ…まじか。わっ…わかった。作りますがな。
どんなん(素材)がよろしいか?一応、本革はどうかと!!
と話すと、まさに本革がGOODで、黒革の種類を決めて
内張りは帆布を使おうという事で…色目はなんと「赤」
 
それって、るっ・・ルブタン?
 

「クリスチャン・ルブタン」(Christian Louboutin)は、フランス出身の

同名のファッションデザイナー(1964年1月7日[3] - )の制作による

1992年設立の女性向けの靴のブランド[4]。

高級婦人靴のほか各種服飾雑貨を展開している[5]。

主にハイヒールを専門に取り扱っており、高いヒールを特徴とする。

また全ての靴の裏地が赤くデザインされているのが目立った特色と

なっている。これは靴底に赤いマニキュアを「塗る」というルブタンの

着想に基づくもので、“レッドソール”(赤い靴底)として知られている。

 
トゲトゲはいります?
あっ・・いりませんか。
そりゃそうね(笑)
そんな事を言いながら
商談成立っ!!
 
 
というワケで…生地(革と帆布)と
がま口の金具を手に入れたので
ありました。
 

 
革は厚みはあるが手触りの良い柔らかい
牛本革を採用。
 
 
まずは、方眼用紙に金具を合わせて正確に
採寸したら、イメージしていた通りの「立体」
の出来上がりを形にする為に、型紙を作る。
 
これは服を作る時に似てるのでだいたいは
クリア出来る。(これでも元アパレル商社出身)
 
 
この段階で何度も型紙を作り直す覚悟で
チャレンジしてイメージに近づけて行く。
実は…この「失敗」が色んなアイデアや
発見をもたらしてくれるので、面倒くさく
思わずに、何度もやり直す必要な作業。
(結局…5、6回作り直した。)
 
 
がま口開いた時の、単行本の位置を考慮
した上で強度を保ち、型崩れを防ぎつつ
生地に負担をかけない開閉状態を作る
には「チカラの逃げ場所」が必要なのだ。
 
 
 
強度と美しいシルエットを得るために
服でいうところの「芯地」に相当する部位
を「ポリプロピレン」という素材で作る事に
して、最終的に完成した型紙の上にのせ
インクの切れたボールペンのペン先で
キズをつけていくという作業に入った。
 
 
 
 
型紙の通りに線を引いた「ポリプロピレン」を
ハサミで丁寧に裁断していく。
 
 
裁断したものを、つけたキズに沿って
ハンドメイドで折り目をつけて正確に
立体に造形する。
 
 
試しにがま口の金具に入れてサイズの
チェックと立体的にした時のイメージの
通りになっているかを確認する。
 
 
特に問題はないので、左右同じ作業を
したら、実際に単行本を入れてみると…
こんな感じ。
 
 
 
 
型紙の段階で想定していた通りだったので
次の作業である「内側に貼り付ける帆布の
裁断と縫製と貼付け」の段階に行くとします。
 
 
つづく