中学1年生の時に、
クラス全員から無視されるなどの
いじめにあっていた私は、
20年以上、
顔を上げて歩くことができませんでした。
私のことを知っている人が
歩いてくるかもしれない、と思って。
「あの人、いじめられてたんだよ」
「あの人、嫌われてたんだよ」
と言われるのが怖くて。
それが、かつての私です。
それが、35歳まで続きました。
35歳の時に、一念発起して、
ハワイまでヒプノセラピスト養成講座を
受けに行ったんです。
セラピスト養成講座ですから、
実習の時間がたっぷりあります。
そこで、過去の自分のトラウマを癒す、
退行療法の実習がありました。
退行療法の実習は、
ハワイではなく、
日本で行われました。
(一度にたくさんのことをやらずに、
時間をあけながら
実習が行われました。
この時は、1週間のプログラムを
1ヶ月ごと3回、
トータルで3ヶ月かけて行われるコースでした。
1回目のコースはハワイ、
2回目のコースは東京、
最後の3回目のコースはハワイ、
という構成でした)
私がクライアント役をするその日は、
先生がセラピスト役でした。
セラピーの最初、
どういうわけだか、
めちゃくちゃ笑ってしまって・・・
おかしくもないのに、
どういうわけか、
めちゃくちゃヒステリックに
大きな声で笑ってしまうのが
自分でも止められないのです。
3回くらい、繰り返した後でしょうか・・・
ようやく、セッションに入ることができました。
過去へと戻る誘導瞑想で、
『その日』に戻っていくと、
目の前の情景が見え始める前から、
小刻みに体が震え始めました。
理由はわからないのですが、
なぜか怖くて怖くて、
体が震えるのです。
周りの情景が見え始めると、
まさにその、
中学1年の時の教室の脇の、薄暗い廊下に
自分が立っているのでした。
でも、怖くて教室の方を向くことができず、
教室に体の右側を向けたまま、
全身がブルブル震えるのです。
セラピスト役の先生が、
私に質問をしようとした
その時でした。
「・・・この教室が憎い〜!!!!!」
と、私は、肚の底から
声をかぎりに
絶叫したのです。
全く自分で意図していることではなかったのですが
私は自分を止めることができませんでした。
「この教室で酷いことされた!!
この教室で、毎日毎日、
酷いことされたぁぁぁーーー!!!!!」
涙が滝のように溢れてきて、
ものすごい大声で叫び続け、
私は自分を止めることができませんでした。
全く自分では想像もしていなかったような
大きな感情の塊が
肚の底から
ごろんっと出てきたような感じでした。
頭のどこかで、
「こんな大声で叫んでいたら
みんなに迷惑だよな」
と思っているのですが、
自分ではどうもできません。
先生が、
「うん、うん、そうなのね、
そしたら、
この教室にありがとうとお礼を言って・・・」
と言った瞬間、
「私、お礼なんて
言いたくありません!!!!!」
と決然と言い放っていました(笑)。
「うんうん、わかったわかった、
言わなくていいから、
その場所から離れましょう」
と、先生が言ってくれたので、
イマジネーションの世界で、その場所を離れ、
今度は大人の私が
そこに戻っていく過程へと移りました。
今度は、廊下ではなく、
校舎の外側に出ました。
そこから、過去の自分の経験を癒し、
これからの自分の力にして、
トラウマを洗い流すなどの
誘導瞑想に入って、
私の退行療法実習が終わりました。
私が目覚めると、
一緒に実習を受けていた受講生の方々が
全員号泣しながらハグしてくれました。
(あ、先生も含めて、全員女性です)
その日の実習が終わり、
私は新宿で用事があったので、
新宿の東口のあたりを
ひとりで歩いていたのですが・・・
なんか、世界が、
いつもと違って、
妙にキラキラ
輝いているように見えるのです。
「なんか、変だな・・・」
と思った私は、
ふと気づきました。
私、真正面を見ながら
歩いてるじゃん・・・。
そりゃ、世界が違って見えるわけですよね。
なんと私は、20年以上ぶりに、
正面を見ながら歩いていたのです。
セッションの、わずか1時間くらい後のことです。
もう、びっくりしました・・・。
これまで、本当にいろんなセラピーを
体験してきましたが、
個人的に、一番効き目があると
実感しているのは、
この、ヒプノセラピーなのです。
自分でも、こんなふうに、
びっくりする変化を体験しましたし、
自分がセラピストとしてセッションすることで、
信じられない光景を目の当たりにしてきました。
全身が痛くて、目も開けられない、
と、車椅子で担ぎ込まれてきた方が、
帰りにはピンシャンして
ひとりで目を開けて
スタスタと歩いてお帰りになったとか・・・
いろんなことがありました。
そして、ヒプノセラピーによって、
自分に必要な開放が起きて、
いつのまにか生きやすくなったり、
人間関係が良くなったり、
人生が大きく動いたり、
することがあるなあ、と、
学ばせていただきました。
案外、自分で考えていることって、
すごく表層的で、
本当に心の奥底で望んでいることって、
自分が考えている“悩み”と違ったりするんですよね。
ヒプノセラピーだと、
『その人の魂が最も望んでいること』
に潜在意識がつれていく(という言い方をしています)ので
セラピストはクライアント様のイマジネーションのままに
その場でどんどんシナリオを変えていきます。
セッション前に話していたことと
全く違うことが出てきたりするのが
当たり前の世界なので・・・
ほんとに、人間って、
複雑で面白いですね。
今日は、ふとそのことを思い出したので、
書いてみました。
ヒプノセラピー、
いいですよ![]()
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