「チワワを巡り、2家族が法廷で論争」
数日前の、こんな新聞記事に、思わず目がとまる。
落胆にも似た 安堵感に駆られる。
(争うなよチワワで・・・しかも法廷って・・・)
アメリカは、些細な事で訴えられる。
マクドナルドのコーヒーが熱すぎるといって、訴訟を起こし、勝訴した人の件は、あまりにも有名。

他にも、ぬれた愛猫を乾かそうと、電子レンジにいれたら死んでしまい、取扱説明書に、「猫は入れないで下さい。」 と記されていなかった!と訴訟を起こした老婆の勝利。
(↓写真、イメージ)

常識で考えたら、そんなことしないだろうよ・・・
と思うことがアメリカでは起こりうる。
訴訟王国アメリカ。
よって、日本では、弁護士とくれば、「先生」とあがめられるが、
結構 アメリカでは弁護士が多いので、普通の職業。
日本人にしてみたら、ちょっと大げさ、と思うであろうが、
2年半こちらにいて、何となく納得してしまう事もある。
以前、携帯電話を持つ前、アパートに家電を引いていた。
ある日、突然、その電話が ウンともスンとも言わず、
使用できなくなり、カスタマーセンターに電話。
「すみません、電話が使えないんですが・・・」
「お待ちください、いま その担当の者に繋ぎます。」
結構待たされたあげく・・・
「コンセント抜けてない? ジャックは緩んでない?」
いや、そんなことは 既に確認済みで、電話している。
「今日は、もう修理の者がいないから、明日の昼には繋がります。」
「えっ? 明日? じゃあ、今晩は電話もインターネットも使えないって事ですか?」
「I am sorry. その通りです。」
次の日・・・・
ちょっと待て、まだ繋がってないじゃないか!
そそくさと、カスタマーセンターへ電話。
が・・・昨日と全く同じ対応。
コレが3日も続き、いくら強く言っても変わらない。
さすがの温厚(?)な私も堪忍袋の尾が切れた!!!
「ちょっと、いつも、明日、明日、っていつ繋がるのよ!」ちょっと 怒鳴り気味に・・・
「すみません、明日には・・・」
「待ちなさい! 明日って何回も聞いたわ!
私、外国人でアンタの言ってる事、パーフェクトに 分からないけど、TOMORROW の意味くらいわ、わかるのよ!それとも、TOMORROW は次の日って意味じゃないの、えっ、どうなのよ!?」
さすがに、驚いたらしい・・・
が、私の電話に「ツー」と言う音は戻らなかった。
1週間も このクレームは続いた。
私は毎日、雨の日も風の日も、公衆電話で罵声のようなクレームを叫ぶ。
回りの人に白い目で見らつつも・・・
どんなに怒鳴っても、たらいまわしにされるだけ、帰ってくる返答は、
「I'm sorry と Tomorrow.」だけだった。
ラチがアカン・・・
落ち着きを 取り戻して、冷静に・・・
「すみません、スーパーバイザーとお話させてもらえませんか?」
スーパーバイザー登場。
「誠に申し訳わけございません。お話は、伺っております。明日には・・・」
とスーパーバイザーが言った瞬間、
その「明日にも」 に プッチ~ンと切れてしまった。
「あしたぁ~? When is Tomorrow?
Tomorrow never comes for me!!!!!!!」
私に明日は こない! かっこええ~ 思わず出た罵声。
「アンタ、外国人だと思ってバカにするのもいいかげんにしなさい!
一週間よ!一週間、分かってるんでしょうね、
その間、電話、インターネットと使えず、大切な仕事件や、日本に残した家族とのコミュニケーションに、多大なる支障を きたしたわ!
どうしてくれるのよ! もちろん契約は解消よ!
電話使えないって事は、アンタに電話するために、わざわざ公衆電話までかけにきてるのよ!
いま雨降ってんのよ! 全く持って苦痛だわ!」
「大変申し訳ございません。 明日には、明日には必ず・・・(汗汗汗)」
「その言葉は、聞き飽きたわ!
もし、明日 繋がらなかったら、こっちにも考えがあります。
弁護士に訴え、法的処置取らせてもらいます。」
そして・・・
やっと私にも 明日が、やって来た。
やっと電話はつながったが、もちろん一週間分の請求は差し引かせ、契約解除に至る。
弁護士の件は、ハッタリではあったが、万が一、電話が繋がらなかったら、
「アジア人 女子、電話繋がらず、電話会社訴える」 と言うのもありえる話しだ。
人からしたら、そんなことくらいでって、
私がチワワの件を思ったように・・・
マクドナルドのコーヒーの件も、猫ちゃん電子レンジの件も、ちょっと大げさでは?
って思うかもしれないが、被告側の対応の悪さが原因かもしれないと、考えさせられた。
人と人の、ちょっとした 思いやりで、進む方向も変わると思うのに・・・
互いが我を忘れて熱くなり、互いを 思いやれないからこんな事に・・・
クレーム時、あれだけの英語が、躊躇もなく 感心するほど ポンポンと口をついて出る程、私の怒りは 頂点に達していたわけだが・・・
何の否もない、あのチワワの 今後の幸せを願うばかり・・・