「アラジンと魔法のランプ」
ランプを擦ると、ジーニーが出て来て、「ご主人様、願い事は?」と・・・

英語では、「What do you wish. Master.」 カッコええな。
トロちゃん (唯一の友) と、私。 3つの願いどうする? と、いい大人が話し合う。
トロちゃん、「カネ、ビザ、ボーイフレンド!」
私、「カネ、ビザ、ドラムセット(今、はまっている趣味)!」
(*移民にとって ビザは、常に更新し続けるたびに、高額な弁護士費用とビザ申請料払わなくてはならない、厄介な足かせなのである。)
なんとも、現実みを帯びた、夢のない 30歳の願いである。
金欲、物欲にまみれ、ディズニーも、呆れ顔であろう。
「マークは、ジーニーに何 お願いする?」
「北海道の寿司!」
「・・・・」 一同( トロちゃん、私の2名だが)、唖然・・・
あのジーニー様に、お願いするのに、北海道の寿司 とは、なにごとか!!!
カチンと来る奴である。
「Excuse me? ジーニー様への、お願いですが、貴方、本当に それでよろしいのでしょうか?」
そりゃ、NYじゃ、フェイクな寿司は 山ほどあれど、北海道の寿司 は、望めませんよ、確かに。 だからといって・・・
異邦人の私たちは、夢はなくとも、切実なる願いを頼んでいるのに、コイツは寿司 をオーダーしやがった。 (レストランじゃないんだから。)
しかも、私とトロちゃんは、既に お願いリミット3つ一気に使いきったのに、コイツは まだ、2つも残っている。
だいたい、ハンバーク王国のアメリカ人に、日本のデリケートな味覚が分かるのかっちゅうねん!
私は、料理などしたことのない お嬢様であった。 (単に出来ないからではないのか?)
そのお嬢様(まだ言うか!)、先日 「茶碗蒸し」 をお作りになった。
完全マニュアル、アドリブ無し、1ミリグラムの狂いもなく本に従い、ただ、茶碗蒸の器だけは、涙を飲んで コーヒーカップで代用。
味も、ココは料亭かと思わせるほどの絶品。
巣など一切立たず、そのなめらかな舌触りと デリケートな味わい。 500円頂きます。
日本って すばらしい! と、余韻にひたっていると、
「Not bad.」 (悪くないね。)
へっ? あなた ちゃんと味わってますか?
そのコメントは おかしいですよ。
「Very good!」 か「Delicious!」ではありませんか?
いやだ、いやだ、これだからアメリカ人は・・・分かりゃしないよね、このデリケートさ。
茶碗蒸しも味わえないのに、北海道の寿司 が分かるのか?
ジーニーよ、コイツに「カリフォルニアロール」を与えたまへ。
