ご訪問くださいまして、

有り難うございます。

 

れっつごうです(^^)

 

久しぶりの

記事になりますが・・・(^^;

 

今回は、

伊坂幸太郎さんの小説、

 

魔王

 

伊坂幸太郎「魔王」新装版の表紙

 

から、私の印象に残った箇所を、

紹介・解説いたします!

 

伊坂幸太郎さんの小説は、

若い頃、

「死神の精度」など、

何冊か読んでいますが、

魔王はまだ未読でした(^^;

 

この本、初版は2005年、

(新装版が2023年)

ということですが、

 

いやあ、

今の世相を予言しているといいますか、

現代の社会に関して、

とても考えさせられる内容でした。

 

自分が念じた言葉を

相手に話させることができる

特殊能力を持つ「兄」と、

また違う特殊能力を持つ「弟」の

「兄弟」が主人公なのですが、

 

そこにカリスマ的な

政治家が登場して・・・

 

・・・と、

ネタバレになりますので

ストーリーの詳細は

割愛いたしますが、

 

印象に残ったセリフを、

引用しますね。

 

兄が語ります。

 

 

「ただ、

よく言う人がいるだろ。

 

日本の歴史教育は、

自虐的で、

だから若者が

国に誇りを持てない、

って。

 

あれが俺には

納得できないんだよな」

 

お兄さんは言った。

 

「若者が日本に

誇りを持ってなくて、

大人を小馬鹿にしているのは

間違いないけどさ。

 

それって、

歴史教育のせいなのか?

 

日本が、

侵略戦争をしたと

教わったから、

誇りを持ってないのか?」

 

「どうだろうね」

 

潤也君が笑った。

 

「俺、歴史の授業を

真面目に受けていないし、

学校で、

反戦反戦って叫ぶ教師に

げんなり

させられてたからかな、

逆に」

 

「だろ?

どっちかと言えば、

誇りが持てないのは

大人が醜いからだよ。

 

政治家がテレビの前で

平気で噓をついたり、

証人喚問で、

禅問答のような答弁をしたり、

 

そういうのを見ているから、

舐めてるに決まってるんだ。

 

どこにどう誇りを持てって

言うんだよな」

 

 

そうですね・・・

 

侵略戦争だったかどうかの

議論は別にして、

 

たしかに、

若者が国に誇りを持てないのは

自虐史観のせいというよりも、

今の「大人」が醜いからだと思います。

 

大人と言えば、

政治家はもちろんですが、

私自身も含むわけであって、

 

日頃の言動、

若者から見て、

誇りが持てるような

振る舞いをしているかどうか。

 

・・・う~ん、

自信がありません(^^;

 

日々、せかせかして、

何だか余裕のない感じだし・・・

 

立派な人にはなれなくとも、

なるべく、

自分の頭で考えて、

少しでも自己一致した人生を

歩んでいきたいと

願ってはおりますが・・・

(それがなかなか難しい(^^;)

 

 

「兄貴はいつも

言ってたんだ。

 

人間ってのは、

特に頭が良い奴ほど、

平和とか健康とかを

ダサいと思うって。

 

そういう風に

仕組まれているんだってさ」

 

「出た、陰謀説」

 

「まあ、実際、

誰が仕組んでるって

わけじゃないんだろうけど、

ただ、声高に、

 

『戦争反対』とか

『平和な世の中に』

って正しそうなことを

叫ばれるとさ、

 

こっちも、うるせえな、

って思うじゃんか。

 

偉そうに言うんじゃねえよ、

とかさ」

 

「潤也君は思うわけだ」

 

「思っちゃうなあ。

 

昔、俺が高校の時とか、

みんなで煙草を

吸ったりするだろ。

 

そうすると、

同級生に一人さ、

 

煙草は健康に良くない、

とか、

ポイ捨てはやめろ、

とかいちいち言ってくる奴が

いたんだよ」

 

「正しい」

 

「けど、

俺たちは馬鹿にしていた。

 

健康なんか気にして

いられるかよ、ってさ。

 

そういうものなんだよな。

 

健康に悪いから、

煙草をやめなさい、

って言われて、

 

ありがとうございます

私たちが誤っていました、

 

なんて禁煙をはじめる

人間はいないよ。

 

それと同じで、

どんなことも、

平和や健康とは逆方向に

進んでいくことに

なってるんだよ。

 

ずるずると、

磁石に引っ張られるみたいに、

物騒な方向に向かっていくんだ。

 

兄貴がそう言ってた。

 

 

・・・これは

人の心理を突いていますね。

 

高校生の時に同じことをしていた

当事者として、

(うう、いってもうた~

もう時効ですね(^^;)

 

これ、すごくよく分かります。

 

いわば虚勢を張るために、

悪いのは分かっててやっているときに、

 

正義感ぶって

上から目線で正論を言われたら、

反発したくなるのが人情というものです。

 

では、こういう場合、

正論を言いたくなった時には、

どうすればいいのか。

 

う~ん・・・

 

自分の中にも、

(煙草を吸うかどうかは別にして)

虚勢を張りたい気持ち自体はあることを

自覚したうえで、

 

でも、自分はその仲間には加わらない。

朱に交わっても赤く染まらない。

 

ということくらいしか

できないのではないでしょうか。

(つまり人は正論では変えられない)

 

もっとも、

個人の健康問題と、

世の中の「戦争」「平和」を

同列で考えるものではありません。

 

一度戦争が始まってしまったら、

なかなか終えることはできなくなりますし、

 

自分だけでなく、

特に立場の低い人が犠牲になる確率が

高まるわけですし。

 

もちろん、

『戦争反対』『平和な世の中に』

といった正論は忘れてはならないのですが、

 

やはり、まずは、

少なくとも自分自身が、

周りの空気に流されないことが

肝要なのだと思います。

 

 

「この国の人間はさ、

怒り続けたり、

反対し続けるのが

苦手なんだ」

と呟いた。

 

「怒り続けるのが、

ってどういうこと」

 

「初回は大騒ぎでも、

二度目以降は興味なし、

ってことだよ。

 

消費税導入の時も、

自衛隊のPKO派遣の時も、

住基ネット開始も、

海外での人質事件も、

 

どんなものだって、

最初はみんな、注目して、

マスコミも騒ぐ。

 

ただ、それが一度、

通過すると

二度目以降は途端に、

トーンが落ちる。

 

飽きたとも、

白けたとも違う。

 

『もういいじゃないか、

そのお祭りはすでに

やったじゃないか』

 

っていう、

疲労まじりの軽蔑が

漂うんだ」

 

 

この小説、

初版が2005年なので、

時事ネタがちょっと古いですが(^^;

 

でも、

この傾向は、今でも変わらないですよね。

 

もちろんこれは、

悪い事だけではなく、

 

日本人は昔から、

この忘れっぽさがあるがゆえに、

変化に対応しながら、

柔軟にやってこれたわけであって、

 

水に流す、

それが日本人の強みでもありますが、

 

一方で、

時流に流されて、

同じような過ちを繰り返してしまうことに

なりかねない部分もある。

 

考えさせられますね・・・

 

自戒を込めて。

 

(次回に続きます(^^;)

 

 

 

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今回も最後までお読みくださいまして、

有り難うございました😊

 

次回に続きます(^^;

 

 

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おまけ写真集(^^;

 

もう一か月前になりますが・・・

昨年に続き2回目の富士登山🗻

 

富士山表口五合目 標高2400M

 

富士宮口、

5合目から登山スタート!

 

 

富士山からの眺め、山道と広がる街並み

 

おお、昨日登った黒岳や越前岳を

完全に見下ろしています!

 

 

富士登山 富士宮ルート 登山道

 

晴れてきた(^^)

 

 

富士登山、岩場を登る登山客

 

キツイ登り・・

 

 

富士山鳥居と登山客

 

もう少し・・・

 

 

富士山頂浅間大社奥宮の鳥居と石灯籠

 

ヘロヘロになりながらも・・・

 

何とか着きました(^O^)

 

 

富士山頂郵便局とポスト

 

頂上郵便局から、

記念はがき投函しました!

 

 

富士山頂上、登山小屋と鳥居

 

富士宮口の山頂周辺。

 

 

富士山頂上火口の荒涼とした景色

 

噴火口見ながら

いつものランチパック。

 

 

富士山登山道、山頂付近の眺め

 

ここがホントの頂上、

剣ヶ峰!

 

坂道キツ・・・

 

 

富士山剣ヶ峰、登山者と記念碑

 

頂上で記念写真!

 

 

富士登山、鳥居と登山者、登山道

 

下山開始・・・

 

 

富士登山 富士宮ルート 登山者

 

ガスってきました(^^;

 

 

富士山五合目駐車場付近の二頭の鹿

 

五合目手前で、

鹿がいましたよ(^^)

 

 

富士宮ルートは、

距離は短いですが、

けっこう岩場が急でハード!

 

ヘロヘロになりましたが、

いい思い出になりました😊